活動の記録
この日は新たな場所に行きました。
福田百貨店から山の方に歩いて林道へ。
最初はアスファルトで舗装されていますが、
途中から未舗装の山道になります。
山に入るにつれて、
次第に昔の古い道になります。
大きな葉っぱを取ってあげたら、
喜んで遊びだしました。
しーちゃんが落ちていた枝を振り回していると、
いっちゃんが「危ないからダメ―!」といって制止います。
で、いっちゃんが力ずくで取り上げます。
でもまだ枝で遊びたいしーちゃんは、
次々に枝を拾います。
それをいっちゃんが負けじと奪って行きます。
最終的にはしーちゃんが諦めました。
ちなみに、
周りに人がいないとこなら枝を振り回して遊ぶのは別にいいと思います。
それ自体は面白いですし、いろんな発見や体験をさせてくれるので。
周りに人がいて危ない場合は、
そのことを、自分や周りの子たちが判断できるようになれば、
こういうことも起こらなくなってくるはずです。
といっても、
何もない所で子どもたちがそのことに勝手に気付くことはありません。
大人が「危ないからダメ」と毎回注意するのも違います。
枝を人のいるところで振り回すと危ないということを、
子どもたちには体験しながら身に付けてほしいと思います。
ちなみにいっちゃんが今回「枝は危ないからダメ」と言って、
執拗にしーちゃんから枝を奪っていたのは、
先週しーちゃんに枝でバシバシ叩かれて痛い思いをしているからです。
そういう経験をしながらやって良いこととダメなことを、
身に付けて行ってほしいと思っています。
さて、
今回の遊び場所は、
昔は石垣で気付かれた田んぼか畑で、
今は植林してあるというような場所でした。
なので、
いろいろ障害物も沢山あります。
まずは石垣。
こっちゃんが降りれる石垣は、
このくらいの高さが限界みたいでした。
上る方は低くてもなかなか大変みたいで、
1人では登れなかったので、
助けて貰いながら先を進みます。
つづく障害物は倒木。
いっちゃが2本の枝に足を挟まれて動けなくなりました。
罠にかかったみたいな感じです。
それをしーちゃんが助けてくれました。
倒木は結構いっぱいあって、
子どもたちの行く手を遮ります。
僕は上からまたいで通る高さでしたが、
子どもたちは下をくぐっていました。
なお、しーちゃんはこの後リュックが枝に引っ掛かり、
しばらく立ち往生していました。
こっちゃんも上二人を見習いながら、
上手にくぐってついてきます。
こんどはしーちゃんが尻もちをつきました。
先週のふーちゃん同様リュックが重くて起き上がれない様子。
どうにもならないようなのでリュックを外してあげました。
午前中はこんな感じで、
障害物越えをずっとやっていました。
どうやったら効率よく障害物を乗り越えられるか、
少しずつでも身に付けていってくれることでしょう。
この山の中かなり蚊が多くて、
ずっと僕たちの周りを飛び回っていました。
さすがにずっと周りでブーンブーン聞こえると、
気になって仕方がないので、
お昼ご飯は一度山から抜け出して食べることにしました。
ちなみに大人の僕は、
蚊にかまれたら痒くなるということを、
体験的に知っているので気になるのですが、
まだこれくらいの子どもだと、
蚊にかまれても痒くないので、
子供たちは全く蚊の存在を気にしていません。
実害が特にないから、
周りで飛んでいても無視していいわけです。
蚊を気にしだすと遊びの邪魔になるので、
子どもたちが自分で身に付けるまでは、
逆に大人が蚊に過剰に反応し過ぎて、
それを子供に伝染させてしまわないように、
してあげたいなと思っています。
なので僕は至って平静を装っていましたが、
僕は元来蚊にかまれると人より腫れる体質なので、
僕にとってはやや修行です(笑)。
せめてお昼ご飯の時くらいは脱出させてねということで、
お昼ご飯は山から抜け出して食べました。
「山を抜けたらお昼にしようね」
と言っていたので、山を抜けたら即「ご飯!」ということになり、
成り行き上アスファルトの上で食べることになっちゃいました。
お昼ご飯を食べた場所は、
丁度道の分岐点みたいな場所です。
午前中は左の道に行って、
午後からは右の道へと向かいました。
なお、
道路が濡れているのは、
こっちゃんが倒した水筒のお茶です。
山道を歩いていると、
山の中に上がって行くけもの道がありました。
そこにすかさず上るしーちゃんといっちゃんです。
高さは全然ないけれど、
しーちゃんはそこで滑り台遊びを始めました。
なんでもない斜面は突如すべり台に早変わり。
しーちゃんの真似をして、
いっちゃんも滑り始めました。
そしてこっちゃんも。
みんな何度も繰り返し遊んでいました。
そのうち、
しーちゃんとこっちゃんが登り道で一緒になってしまい、
2人がもつれ合って転落。。。
こっちゃんの見事なこけっぷり。
もちろん半べそでした。
でもすぐに機嫌が直って、
また遊び始めます。
遊びの間はいつもこんな感じで、
誰かが泣いて、誰かが笑って、
色んなことを繰り返しながら遊んでいます。
そのうちこっちゃんは、
葉っぱむしりにはまり出しました。
1枚ずつ摘み取って行き、
次第ににっこり上機嫌になっていました。
それを見ていたみんが真似をして、
みんなで葉っぱむしりを始めます。
子どもたちが去った後は、
裸になった枝と降り積もった葉っぱたちの姿が・・・。
まあこのくらいなら自然の回復力の範囲内でしょう。
子どもたちは、
「おんせんにいこう」と言いながら、
山道を進んで行きます。
途中ちょこちょこお茶休憩をしましたが、
今日もしーちゃんのお茶が早々なくなってしまったので、
いっちゃんが分けてあげていました。
この日の天気予報は午後から雨だったので、
「降る前に帰ろうね」といって、
福田百貨店に戻ることにしました。
ところどころでテンションが上がるこの二人。
この日も突然いろんなところで楽しそうにしていました。
(↑↑↑二人ともノリノリで歌っています♪)
で、たまに転んだり。
福田百貨店のすぐ前まで戻って来たところで、
道に落ち葉だまりを見つけました。
いっちゃんが葉っぱをまきあげて遊び始めたら、
みんなが一緒にやり出しました。
最後に楽しく終われた一日でした。
今週も、
先週と同じ源池公園近くの林道を歩きました。
参加者も先週と同じく、
ふーちゃん、いっちゃん、しーちゃん、こっちゃんの4名。
こっちゃんは今週も、
朝来たときから泣いていました。
あんまり泣いていたので、
福田百貨店から林道の入り口までは、
お母さんにも一緒について来てもらうことにしました。
そしたら他の子もお母さんと一緒に行くということになり、
結局みんなで林道の入り口まで歩きました。
入り口に着いて、
いざお母さんたちと別れることになると、
やっぱりぐずっていましたが、
子供なりに、
「ここからは子どもだけで行くんだな」と、
理解している感じでした。
こっちゃんは相変わらず泣いていましたが、
「おかあさんにバイバイしようね」
っていうと、
「...はい。」
って言ってバイバイしていました。
歩き始めると、
割りとすぐに1人で歩きだしていました。
やはり先週より進歩しているようです。
他の子たちも、
道に慣れてきたのか、
どんどん自分たちで進んで行きます。
歩き始めるとしばらくして、
なぜか靴の褒めあいが始まりました。
「いっちゃんのくつかっこいいねー。」
「ふーちゃんのくつかっこいいねー。」
「しーちゃんのくつかっこいいねー。」
「こっちゃんのくつかっこいいねー。」
この日は先週より地面が乾いていたので、
カニさんがあまりいませんでした。
こどもたちも、
「カニさんいないね~」
と言いながら歩いていましたが、
ようやく最初の一匹を見つけました。
みんな我れ先に触りに行きます。
カニも相当ビビったことでしょう。
しーちゃんはもうカニを一人で捕まえられるようになりました。
ハサミの方からお構いなしいに掴(つか)んでいますが、
はさまれて痛い目を見ながら、
つかみ方も上達していくのだと思います。
この日も早々とお腹減ったコールが起こったので、
11時過ぎに食べ始めることに。
このくらいの小さい年齢の子供の場合、
お腹がすいた状態だとどうしてもぐずり気味になるので、
お昼ご飯は少し早めに食べるくらいでちょうど良いのかもしれません。
お昼の準備はみんな自分たちでやっています。
こっちゃんはまだちょっと上手く出来ないようなので、
お手伝いをしますが、
他の子たちは大抵のことは自分でしています。
しーちゃんが「お茶を自分で注ぐ」というので、
何もせずに見守っていたら、
地面にもだいぶ飲ませていました。
まあそうやって失敗しながら、
そのうち上達していくのでしょう。
今週もこっちゃんが、
「おにぎりが(お弁当箱にはまって)とれない。おにぎりとって。」
と頼んでくるので、
「誰か手伝ってあげて。」
といって、子どもたちにふってみました。
そしたらふーちゃんが、
「わたしがやってあげる。」と言って、
苦労しながらも取ってくれました。
こっちゃんがふーちゃんに「ありがとう」をして、
おにぎりを食べ始めていました。
お昼ご飯を食べ始めたものの、
この日は暑かったせいか、
みんなの食がいまいち進みません。
結局、
いっちゃんだけがおにぎりを平らげて、
他の3人は上の写真の通り、
ほとんど残していました。
みんな「もういらない。」というので、
ふたを閉めてもって帰ることにしました。
みんながお弁当をリュックにしまったりしている間に、
ふーちゃんが石を持ってきて、
「キツツキの真似してあげる」と言って、
石をコンコン打ち鳴らし始めました。
そしたらいっちゃんも真似し始めました。
石をコンコンしてキツツキというのは、
どうもふーちゃんの持ちネタのようです。
みんなの準備が出来たので、
前に進みます。
もうこのくらいから、
「このまえのがけに、またのぼろうね」
と、ふーちゃんやしーちゃんは言っていました。
ちゃんと覚えてるものですね。
午前中はわりと手をつないで歩いていたこっちゃんも、
ご飯を食べた後からは一人で歩いている時間が増えました。
崖に行きたい子どもたちはさっさと歩いて行って、
崖のところに着いたら早速登り始めていました。
概ね先週と変わらない感じで、
ふーちゃんが一人楽々と登っていました。
それを追って、
しーちゃんとこっちゃんがチャレンジするも、
なかなか上がれません。
1週間経ったら、
また上がり方を忘れてしまったようです。
ずっとトライしているうちに、
ようやくしーちゃんも徐々に上がり始めました。
こうやって何度もチャレンジしながら、
自然とコツを覚えていくのでしょう。
ちなみにこの日は、
ふーちゃんが「おりれないー!」と言ってヘルプを求めていました。
先週のふーちゃんだったら、
難無く上り下りを繰り返していたので、
ひょっとして先週降りるときに足を打って泣いちゃったのが、
なんとなく残っているのかもしれません。
結構長い間降りれないと言ってずっと上にいたのですが、
最後はなんとかじわじわと滑りながら下りてきました。
ちなみにしーちゃんは、
いろんなとこから登ろうとチャレンジしていました。
かなり"登りたい意欲"が強いみたいです。
その後ろを追って、
こっちゃんも果敢にチャレンジしていました。
でもそっちは急な斜面なので、
2人ともほとんど登れずに断念という感じです。
でもしきりに登ろうとするのが面白かったです。
この崖のところだけ木陰がなくて直射日光が当たるので、
一旦休憩してお茶を飲むことにしました。
「みんな一旦日陰に入ってお茶を飲もうかー?」
というと、
こっちゃんは非常に聞き分けよく自分のリュックを持って、
日陰に来てくれました。
ふーちゃんもリュックを持ってきました。
それを真似しようとしたいっちゃんは、
自分のリュックを置いといて、
「しーちゃんのリュックをはこんであげると」言って、
持ってこようとします。
そしたらしーちゃんが、
「それはわたしのリュックー!」
と言って取り返そうとします。
いっちゃんは、
「ちがうの!いっちゃんがはこんであげるのー!」
と言って、二人でもみ合いに。。。
結局いっちゃんが泣き出してしまいます。
それを見ていたふーちゃんが駆け寄ります。
そして、
「いっちゃんは、いっちゃんのリュックをもったらいいのよ。」
「みんなじぶんのリュックをもったらいいんだよ。」
と、見事な仲裁。
結局、ふーちゃんの言うとおり、
いっちゃんは自分のリュックを持ってきて、
丸く収まりました。
で、しーちゃん。
日陰に来てお茶を飲むのかと思いきや、
また一人で崖で遊び始めてしまいます。
声をかけても、
しばらく戻ってくることもなく遊び続けます。
余程崖に登りたかったのでしょうか。
何度か声を掛けたらようやく戻って来ました。
お茶休憩のつもりだったのですが、
そのまま子供たちは「ごはんをたべる~。」と言って、
2度目のご飯タイムになりました。
またこっちゃんのおにぎりを、
ふーちゃんが面倒見てあげていました。
しーちゃんが崖から戻って来たのはいいんですが、
なかなかお茶を飲まみません。
「ひょっとしてもうお茶ないの?」
と聞いてみたら、
小さく「うん。」と言いました。
お昼の時かなり飲んでいたのと、
だいぶ地面にまいていたので、
早々にお茶がなくなってしまったようです。
「誰かしーちゃんにお茶分けてあげて。」というと、
ふーちゃんが分けてくれたので、
ゴクゴク飲んでいました。
やっぱり喉はかわいてようです。
ついでにいっちゃんが、
「いっちゃんにもちょうだーい。」
といったら、
ふーちゃんは分けてあげました。
お茶をコップに注ぐときに、
しーちゃんが「わたしがおちゃをいれてあげる」といって、
注いだのはいいものの、
またお茶を地面にまいていたので、
「ふーちゃんのお茶がなくなるー!」と、
ふーちゃんが焦っていました(笑)
お昼ご飯を広げた一行でしたが、
結局この時もほとんど食べることなく、
また歩き始めることになりました。
やっぱり今日はあまり食欲がなかったようです。
もうしーちゃんのお茶がなくなったし、
他の子のお茶もだいぶ減っていたようなので、
少し早いけれど折り返して帰ることにしました。
ちなみに、
しーちゃんは「崖であそびたーい!」
と言ってとても名残惜しそうでした。
崖を登るのによほどはまっているようです。
歩き出したらいっちゃんが頭にタオルを載せていました。
「あついからね~。」
と言っていました。
(帽子かぶれば?)
しーちゃんがリュックを背負わずに持って歩いていたので、
「リュックを背負ったら?」
と言って背中に背負うのを助けてあげようと思い手に取ると、
なぜかそのまま背負わずに歩いて行ってしまいました。
「しーちゃん、自分で持ってよー。」
といっても、
「うん」と言いながらそのまま歩いて行っちゃいます。
仕方ないので、
そのまま僕がしーちゃんのリュックを手に持って行きます。
・・・と普通ならそうなりますが、
自然の学校のときにそれをやってしまうと、
みんな疲れたらリュックを預ける癖が付いちゃうので、
「自分のリュックは自分で持ってねー。持たないなら置いて行くよ~。」
と言って、
その場に置いて行きます。
普段の子どもたちは、
自分が持ちたくないものは、
大人に預けることが当たり前になっていると思いますが、
「自分のものは自分で持つ」というのを、
自然の学校の時に身には付けてもらおうと思っています。
結局僕が置いて行ったら、
仕方なく戻って取りに行っていました。
しばらく歩くと、
木からぶら下がっている"ツタ"がありました。
「ツタがあるね~。」
と言って引っ張ってあげると、
子どもたちも食いついてきました。
結構楽しかったようです。
一生懸命引っ張っていました。
そしたら途中で切れちゃっって、
ツタは手の届かない所に行ってしまいました。
ツタ遊びはそれにて終了。
もうこの辺ぐらいからは、
子どもたちは僕のことなどお構いなしで、
自分たちのペースで山を歩いていました。
こっちゃんも手をつながなくても歩いていましたし、
「ママ~。」と言って泣くこともなく、
1人でしっかり歩いていました。
いっちゃんやふーちゃんは、
もう遥か向こうに行ってます。
ふーちゃんはすでに見えません。
ちなみにしーちゃんとは帰り道でも、
さっきの「リュックは自分で持ってね~。置いてくよ~。」のくだりを、
2・3度やりました。
最終的には自分で背負って歩いていたので、
ある程度そういうものなのだと理解したのだと思います。
山道は木の枝が落ちていたり凸凹だったりするので、
みんなたまにつまずいて転んでいます。
写真はしーちゃんですが、
ふーちゃんも、いっちゃんも、こっちゃんも、
みんなたまにつまづいて転んでいます。
でもそれで大泣きということは基本的にはありません。
さて、
見えなくなるまで先に行っちゃったふーちゃんですが、
呼んだら戻って来ました。
するとしーちゃんが、
「こっちゃぁーん!!」
と言いながら嬉しそうに駆け寄ります。
(それ、ふーちゃんです。)
先に進んでいる子は、
結構途中で行ったり帰ったりしています。
こっちゃんはやっぱり最年少で一番ゆっくりなので、
大抵最後尾を自分のペースで歩いています。
でも、
たまに前に行っている子たちがワチャワチャ遊んでいると、
マイペースで歩くこっちゃんが先頭に躍り出ていたりします。
まるで「ウサギとカメ」のカメさんみたいな感じです。
気付いたらこっちゃん隊長が先頭を率いる部隊になっていました。
みんなが黙々と歩いていると、
もはや僕の存在はそんなに気にされていません。
これだけ離れていても、
子どもたちだけで気にせず歩いて行きます。
順調に歩いていた一行ですが、
ふーちゃんが転んでしまったようです。
いつもは転んでも難無く立ち上がるふーちゃんですが、
今回はなかなか立ち上がりません。
まあどうにかするだろうと思って、
ちょうど僕の横でキツツキが木を突つく音が聞こえたので、
そっちの方に目をやっていたら、
しばらくしてふーちゃんの泣き声が聞こえてきました。
あれ泣いちゃったなぁと思ってそっちに視線を戻すと、
なぜかこんなことに...。
しーちゃんとこっちゃに枝で突つかれています。
なぜ?Σ( ̄ロ ̄lll)
「みんなが・・・枝で・・・たたいてくるよー。」
と泣いています。
ふーちゃんのところに行ってみると、
どうやら調度くぼみにはまってしまい、
リュックの重みで後ろに引っ張られて起き上がれなかったみたいです。
リュックを下ろすのを手伝ってあげたら、
1人で起き上がれました。
にしても、
たぶんこっちゃんもしーちゃんも悪気はないと思いますが、
"死者に鞭打つ"というか、
小さい子の世界ではこういうこともあるんだなと思いました。
ふーちゃんはみんなが起こしてくれず枝で突つかれたので、
ちょっと滅入ってました。。。
そんなこともありながら、
この日も森を抜けだして、
福田百貨店へと帰ります。
あんなことがあって、
結局仲良く歩いていたりするのが子どもたちのいいところです。
百貨店にたどり着いて、
この日の活動は終了です。
この日は初参加の家族がいたので、
最初は30分ほど源池公園で親も含めて遊びました。
何となくみんな慣れてきたかなというところで、
子どもたちだけ引き連れて、
近くの山道に行きました。
源池公園から山道に行く途中で、
近所のおばあちゃんと遭遇。
「どこから来たの~?」
「どこ行くの~?」
とおばあちゃんに尋ねられ、
みんな口々に答えます。
(・・・おばあちゃん聞き取れません(笑))
なんとなくほのぼのしたやり取りの後、
山道へと突入していきます。
山道の入り口は草ぼうぼうで結構険しいのですが、
意外に怯む(ひるむ)ことなくドンドン進んでいきます。
草が生えているのは入り口だけなので、
山の中に入ると断然歩きやすくなります。
すでにこの時点で、
初参加で最年少のこっちゃんと、
手をつないで歩いている僕の2人だけ置いて行かれます。
「ママのところへ帰る(´;д;`)」
と、半べそのこっちゃん。。。
「そのうちママのところへ行くよ~。ママが先に行って遊んでてって言ってたよ~。」
と、説得しながら、トボトボとついていきます。
諸先輩方。ちょっと待ってください。。。
しばらくするといっちゃんが戻って来ました。
なんか見つけたようです。
拾って見せに来ました。
「あ、カラスの羽根だねー!いいの見つけたね!」
と騒いでいると、
みんな気になって戻って来ました。
「やわらか~い♪やわらか~い♪」
といって羽根を触って遊んでいたので、
ほっぺたに当ててあげたら、
みんなやりたくなったようで、
4人が順繰りやっていました。
ちなみにこの日の参加者は、
ふーちゃん・いっちゃん・しーちゃん・こっちゃんの4名です。
山道を歩いていると、
小さなカエルを発見!
小指の先くらいの小さなカエルです。
写真のど真ん中のこげ茶色の石みたいなのがそうです。
つかまえてあげると、
みんなが輪になって順番に触りっこしていました。
「小っちゃいカエルかわいいね~。」
と、口々に言っていました。
「カエルさんバイバ~イ」をして歩き始めると、
次にサワガニに出会いました。
先週も出会いましたが、
今週もまた出会いました。
ちなみに、
先週の時はみんな怖がって誰も触りませんでしたが、
この日は慣れてきたのか自分から手を出して触っていました。
いっちゃんとしーちゃんがやたらとサワガニにハマり、
かなりテンションが上がっていました☆
そのテンションの上がりっぷりがすごかったので、
動画で撮ってみました。
【Youtube】
初めての動画掲載ですが、
活動の雰囲気も何となく感じて頂けると思います。
この日はサワガニといっぱい遭遇したので、
みんなサワガニを見つけては立ち止まって遊んでいました。
「あれはふーちゃんが先に見つけたカニなの!」
「こっちはしーちゃんが見つけたカニなの!」
と、最初に見つけた人のカニになるというローカルルールが考案され、
Myカニを見つけてはつついて遊んでいました。
で、遊び終わったら毎回律儀に、
「カニさんばいば~い」と言って、
ちゃんとお別れを告げていました。
この日も、11時くらいになると、
誰からともなく「お腹すいた。」の声が上がり、
早めの昼ごはんとなりました。
みんなおむすびなので、
ほっといても自分で食べてくれるので手がかかりません。
・・・と思っていたら、「おにぎりが取れない。」
と、しーちゃんが言っています。
どうやらお弁当箱にしっかりはまり込んで引っ付いて、
取れないようです。
いっちゃんが加勢をしても取れず、
ふーちゃんが加勢をしても取れず、
「どうするかな~」と思って見守っていたら、
そのままあきらめてしまったので、
最終的には取ってあげました。
あと、みんな自分の水筒を自分で開けれないので、
早く開けれるようになってくれればいいなと思いながら、
4人分の水筒をキュコキュコ開けます。
お昼ご飯を食べ終わったら、
こっちゃんが「ママのところへ帰る・・・(´;д;`)」
と、また半べそ復活。
「ママはね~まだ来ないよ~。先に行って遊んでてって言ってたよ~。」
と、再び声を掛けて気分が前に向くようにあれこれ声を掛けます。
そうこうしているうちに、
子どもたち4人が手をつなぎ始めました。
で、そのまま、
「グルグルしよ~」と言って、
4人で手をつないでグルグル回り始めます。
が、しかし、
こっちゃんの機嫌なおらず・・・。
まあそんな感じで時折思い出したようにこっちゃんが半べそをかきながら、
一行は順調に山道を進んでいきます。
少し歩くと、
山肌が露出した斜面がありました。
それを見るなりふーちゃんが、
「登ってみるー。」
と言って、斜面を軽々と登って行きます。
それを見ていたしーちゃんといっちゃんも、
登ってみると言ってチャレンジします。
でも、野生児ふーちゃんのようにサクサク登れるわけもなく、
あっという間に脱落。
ふーちゃんが助けに来るものの上手く登れません。
この場所から登ることをあきらめたしーちゃんは、
別のところから登ってみることに。
ふーちゃんがお手本として先に登ってくれるものの、
やっぱり登れません。
そうこうしていると、
ずっと様子を見ていたこっちゃんも、
チャレンジし始めました。
「おっ!行けるのか!こっちゃん?( ̄- ̄;)」
と思って見ていると、
意外なことにさっきのしーちゃん記録を塗り替えて上がって行きます。
それを見てしーちゃんも再び同じルートから登り始めます。
なんだかんだ上がってはずり落ちの繰り返しで、
一進一退をという感じで徐々に登っていきました。
途中からふーちゃんが手助けをしてくれて、
2人ともちょっと上の方まで上がることが出来ました。
ちなみに、いっちゃんはというと、
さっさとあきらめて下で見物していました。
その割に、
「ドロドロになったね~。撮って~。」
と言ってちょっとばかし汚れたズボンをアピールしてきます。
人それぞれという感じです。
こっちゃんはそこまで上がったことで満足して、
斜面をズリズリと滑りながら降りてきました。
さっきまで半べそをかいていたこっちゃんも、
斜面で遊ぶのが楽しかったようで、
笑顔すらこぼれていました。
正直、まさか半べそで泣いていたこっちゃんが、
この急な斜面にはまって笑って遊びだすとは、
意外でした。
さて、
好奇心旺盛なのか向上心旺盛なのか、
しーちゃんはさらに上を目指して登って行きます。
ふーちゃんほど身軽には登れませんが、
少しずつ着実に上って、
だいぶ上の方まで行きました。
登れる所まで登ったかな~と思ったところで、
急にしーちゃんが泣き始めました。
何があったのかと思って、
泣きながら言っていることをよくよく聞いてみたら、
「上に登りたいのに登れない~!えぇ~ん(≧△≦)」
と言っていました。
確かにそこから上は断崖絶壁になっているので、
しーちゃんどころか、さすがのふーちゃんでも登れません。
しかし、
まさか登りたいのに登れないという理由で泣いてしまうとは、
しーちゃんの"登りたい願望"の大きさに驚かされました。
みんなの「そこから先は無理だよ。」という言葉に納得して、
そのうちに泣き止んでいました。
ちなみに、
みんなの位置関係と斜面の具合はこんな感じです。
なお、
ふーちゃんは身体能力的に大人がカバーをしなくても大丈夫なので、
余程のところに行かない限りは特に何もせず見守っていましたが、
しーちゃんやこっちゃんは身体のバランスや自分の限界がまだわかっていないので、
登っている時は僕が下で待ち構えて、
落っこちてきてもすぐに支えられるようにはしていました。
その辺は個々の能力に合わせて対応しています。
(いっちゃんはそもそも「君子危うきに近寄らず」だったので放置しています。)
あと、
落石も大きくて危なそうなやつは、
下が危なくないときに上から落としてもらったので、
その辺は気を付けて見ていましたので、
念のため報告です。
危ないことを危ないからやらせないのではなく、
危ないけどフォローしながらやらせてあげるという姿勢でやっています。
さて、
上に登ったふーちゃんは、
なんなく下に降りてきます。
でもしーちゃんは「降りれないよー。」
と言っています。
「お尻でズリズリ滑って来たらいいんだよ~。」
と声を掛けてあげるものの、
なかなか行動には移せない様子。
それを見ていたいっちゃが、
「滑って降りてくれば大丈夫なのにねぇ~。」
と、まるで自分が出来るかのように余裕の笑みを浮かべながら言っていました。
「あなた・・・、自分は速攻で崖登りを諦めて安全地帯にいるのに・・・。」と、
心の中でツッコまずにはいられません(笑)
一度下に降りていたふーちゃんが、
またしーちゃんのところに上がって行きました。
そして、
今度は上がって来た緩やかな斜面ではなくて、
急な崖になっているところから滑って降りてみると言い出だしました。
さすがのふーちゃんでも成功率は半々くらいかなと思って、
下で待ち構えます。
意を決して急な崖をふーちゃんが降りてきました。
見事に着地した・・・と、思ったのですが、
勢いよく滑った衝撃とともに、
降りてくるときにかかとを石にぶつけたのが痛かったらしく、
さすがのふーちゃんも泣いてしまいまいた。
惜しかったねふーちゃん!
一方、しーちゃんの方も、
なんとかお尻をズリズリと滑り台のように滑りながら下りてきましたが、
最後の坂で勢いよく滑り降りたことにビックリして、
泣き出してしまいました。
ただ、
2人とも別に大したケガをしたわけでなく、
勢いにビックリして泣いているだけなので、
気分さえ変えれば泣き止むだろうと思い、
みんなでお茶を飲んでみることに。
案の定、お茶を飲み始めたら、
少し落ち着いたようで、
すぐに泣き止みました。
やりきった感じの笑顔です。
お茶を飲み終わったいっちゃんが、
石と石を叩いて、音を立てて遊んでいました。
次第にみんなに伝染して石を叩いて遊び始めました。
遊びというのは、
わざわざ何かを用意してやらなくても、
自然にその辺にあるもので出来るものだなぁと、
気付かせてくれます。
こっちゃんも真似をして遊んでいました。
そろそろいい時間になったので、
元来た道を戻ることにしました。
勝手がわかっているので、
子どもたちはどんどん進んでいきます。
途中で僕が、
お店で使うのにちょうど良い石を発見したので、
拾って持って帰ろうとしたら、
子どもたちもみんな真似して石を拾いはじめました、
気付いたら手を握り合ってたりするのが微笑ましいです。
帰り道は割とスムーズ帰れたのですが、
やはり最年少のこっちゃんはまだ他の3人のペースについていけないようで、
度々置いて行かれてしまいます。
そしたら、
途中でいっちゃんが気付いて迎えに来てくれました。
あら優しい。
続いて他の2人も続いて戻って来てくれました。
そしたら、
途中で三人が手をつなぎ始めて、
グルグル回り始めました。
で、テンションが上がってきて、
いっちゃんが何やら歌い始めます。
それにノッて、
しーちゃんも手を広げて歌い始めます。
で、テンション上がったしーちゃんは、
1人でスタコラ進んでいきます。
それをいっちゃんが走って追いかけて行き、
捕まえます。
2人でケタケタ笑って楽しそうにしています。
と思ったら、
今度はいっちゃんが走って行き、
それを今度は逆にしーちゃんが追いかけて行きます。
この二人は割とこのノリで遊んでいることが多いようです。
気付いたらそのうち・・・、
そこら中でみんながノリノリになっていました。
但し、
こっちゃんは枝で転んで号泣中。
まあそんな感じでいろいろバタバタしながら帰り道を歩いているうちに、
森を抜けました。
そして森を抜けたあたりから、
さっきまで泣いていたこっちゃんも、
心なしかたくましい表情になり、
手をつながなくても一人で歩いていました。
あれ?こっちゃんすごいなぁ。1人で歩けるじゃん。
などと思いながら先に行った子たちを見てみると、
急に立ち止まって何かをし始めました。
「いないいない、ばぁ~!」
って、
道の真ん中で何の脈絡もなくやり始めました。
今日一日こんな感じで自由な2人です。
こっちゃんは相変わらず黙々と歩いていました。
道路に出たら、
福田百貨店を目指して歩きます。
先週イモリをいっぱい見つけたスポットはしっかり覚えていて、
今日も「イモリさんいるかなぁ~」と言って覗いていました。
先週歩いた道だからか、
もうわかっている道なので、
ふーちゃんはどんどん歩いていきます。
大人がいなくても全然平気で歩けるものなんだなぁと感心してしまいます。
最後尾のこっちゃんも、
森を抜けてからはずっと自分のペースでしっかり歩いていました。
そうして、福田百貨店にたどり着き、
この日の活動は終了です。
今月は開校以来初めて、
平日に開催することになりました。
平日だし呼びかけてから日も短かったので、
今回は3家族という少数開催です。
2才児がいっちゃんと、しーちゃん。
3才児がふーちゃんの、
合計3人。
天気は雨。
カッパを着込んで出発します。
さて出発。
福田百貨店から歩き始め、
家や畑の間を縫う農道を歩くことに。
分かれ道ごとに「どっちに行こうか?」と聞きながら行くと、
右に曲がって、
右に曲がって、
右に曲がって、
元の位置・・・。
ということで、
20分ほどで元の福田百貨店に到着(笑)
返ってくるのが早すぎます。
お茶休憩をして再び出発。
さっきと別の道を行こうかと聞いてみたら、
「さっき来た道を行くー!」とのこと。
また一周回って福田百貨店に戻って来るのか?
と思いながらも、
てくてく進んでいく子供たちの後ろに付いて、
さっきの道を逆戻りします。
ところが、
さっきと同じ道といっても、
起こる出来事は全く違うものです。
先ほどはスタスタ歩いてあっという間に過ぎた道でしたが、
今度は度々立ち止まりながらのお散歩。
「てんとうむし見つけた!」
と誰かが言うと、
3人で覗き込んでます。
(ダンゴ虫でしたが。)
農道(右)を歩いていたら、
途中からしーちゃんが水路(左)に迷い込みました。
しかも水路は行き止まり。
それに気付いたふーちゃんが迎えに行きます。
ぐるっと回って、
しーちゃんの元へ。
跨げば通れるこの段差を、
2人でぐるっと回って無事に元の農道へと戻れました。
今度は耕作していない畑に降りてみました。
でも行き止まりだからすぐに戻ることに。
そしたらいっちゃんが、
降りてきた坂道が急で上がれないと言い出します。
「しーちゃん助けてあげたら?」
と言ってみると、
手を引きに行ってくれました。
これで二人が手をつないで上がってきてくれるか~と思いきや・・・
助けに行ったしーちゃんが、
草に足をとられてコロリと転倒。
逆にいっちゃんが手を引いて助け上げることに。
2人で助け合いながら危機を脱し、
何事もなかったように坂道を上がってくるのでした。
そもそも坂が上がれないとだだをこねていたいっちゃんも、
すっかりそのことを忘れて普通に上がって来ます(笑)
歩き始めると今度はイモリを発見しました。
「あ!イモリだ!」
というとみんな興味津々。
イモリを見たのは初めてだというしーちゃん。
なかなかグロテスクな配色のイモリは、
苦手という人もいますが、
全然平気でした。
むしろ真っ先に手を出して捕まえたのはしーちゃんでした。
最近イモリの観察にはまっているいっちゃんも、
手を出して「ちょうだい」と言います。
いつもは何でも平気なふーちゃんは、
イモリにはちょっと引き気味。。。
でも、他の2人が楽しんでいたので、
「触ってみるー。」といって手を出してみる。
でもちょっと引けてるんでなかなか捕まえることができず、
何度かイモリを地面に落としていました。
その度にしーちゃんが捕まえては渡そうとしていました。
しーちゃんはイモリで上機嫌です。
イモリ君とひとしきり遊んだら、
ふーちゃんが「お腹がすいた」と言い出しました。
帰ってお昼ご飯を食べようと行っています。
そしたら他の子たちも同じようにお腹がすいたと言い始め、
ちょっと早かったけど、
戻ってお昼ご飯を食べることにしました。
今歩いてきた道をまた戻って、
福田百貨店へ。
午前の部はこれにて終了。
お昼ご飯は福田百貨店で待っていたお母さんも含めて、
みんなで食べました。
この日は南海放送さんが、
福田百貨店の取材に絡めて、
みまき自然の学校の活動も取材をされました。
子どもたちが意外にはっきり受け応えしていてたくましかったです。
(放送日は6月7日(金)の18:15からの県内ニュースの時間だそうです。)
お昼ご飯を食べている間に雨も上がって、
お昼からはカッパを脱いで外に遊びに行きました。
朝あれだけ雨が降っていたのに、
1時間ほどでこれだけ道路が乾くくらいなので、
日差しも強くて気温も高かったのでしょう。
出発してすぐに「喉が渇いた~」といって、
お茶休憩を取っていました。
お昼からは源池公園に遊びに行きました。
歩いている途中で「イスに座る」を連呼していたふーちゃんは、
宣言通り早速イスに座っていました。
するとみんなも並んで座ることに。
この日は度々こうやって、
3人が仲良く並んで座っていました。
歩いて源池公園に向かう途中で、
梅の実を1個ずつ拾いました。
座っているうちに、
いつの間にかその梅を投げる遊びが始まりました。
「エイッ」っと梅を投げて、
拾いに行きます。
最初はしーちゃんが一人でやっていましたが、
そのうちふーちゃんたちも参戦。
しーちゃんが拾ってきた梅を、
ふーちゃんやいっちゃんが投げては、
しーちゃんはひたすら梅を拾う役目になっていました。
でも最年少のしーちゃんは、
まだ緑の草ムラの中から緑の梅を探すのが苦手で、
ふーちゃんやいっちゃんに、
「そこ!そこ!あー違う!そこ!違う!そこ!あー違う!」
って言われていました。
どうしても見つけれないときは結局ふーちゃんが拾いに行きます。
そのうちに何となくこの遊びも終了。
ふーちゃんは「そろそろ帰ろう」と言いはじめました。
でもまだ遊びたいしーちゃんは、
源池公園を探検し始めます。
単身で藪に向かって突き進んでいきます。
「そっちに行っても何もないよ。」といって迎えに行くふーちゃん。
どこに行くかというのは、
それぞれが主導権を交代しながら、
何となく誰かの意見が通って先に進んでいく感じです。
しーちゃんとふーちゃんが藪から戻ってくると、
いっちゃんが上機嫌で1人歌っていました。
マイクにしているのは椿の実です。
「はい、ちょっとさがってくださ~い。そこにたって、いっちゃんがうたうから、きいてくださ~い。」
と勝手に仕切ってリサイタル。
まあ他の2人が黙って聞くこともなく、
あえなくリサイタル終了。
なんか三人で引っ付いてもぞもぞしはじめ、
なんか楽しそうに笑ってました。
源池公園には桜が何本か植えてあり、
ヤマザクラの木にさくらんぼが成っていました。
それを一つずつ取って渡してあげると、
ふーちゃんはさほど興味を示さずポイッでしたが、
しーちゃんはサクランボに興味津々。
僕が「食べれるかな?」といってかじってみると、
真似してかじってみていました。
感想は、
「あま~。・・・。・・・。・・・。・・・スッパイ。。。」
ということで、
甘いと思って食べてみたら酸っぱかったようです。
何個かかじって試していましたが、
どれも酸っぱくて食べるのを断念していました。
(実際酸っぱかったです。)
「潰すと赤い色が出るよ」と教えてあげると、
いっちゃんとしーちゃんは楽しそうにブチュブチュ潰して、
手を真っ赤にしていました。
2人がサクランボで夢中になっている頃、
ふーちゃんは一人でミミズに夢中になっているようでした。
行ってみると、
そこそこ大きなミミズがいました。
(いっちゃんとふーちゃんの真ん中にミミズがいます。)
で、三人でミミズを眺めているなと思って、
ちょっとよそ見してからミミズの方を見ると、
いっちゃんとふーちゃんの手により石が積まれていました。
・・・ミミズくん大丈夫?
「ミミズがかわいそうだよ。」
といってあげると、
石をのけてあげていました。
去り際に、
「ミミズさんばいば~い。」
と無邪気に言っていましたが、
ミミズくんの心中は穏やかではないでしょう。
さてそろそろ帰ろうかということになり、
福田百貨店に向かって歩き始めます。
途中で水たまりを見つけました。
水たまりでジャパジャパ遊べるのが、
雨の日の遊びの特権です。
帰りもいろいろ立ち止まりながら帰りました。
田んぼにオタマジャクシがいるのを見ていたら、
そのうち柵に登って遊ぶのが楽しくなったようで、
いっこうに柵から下りて来ません。
結局10分くらいは柵で遊んでいました。
ほんと、子供の遊びなんてなんでもいいんですよね。
ようやく歩き始めたと思ったら、
急にいっちゃんがクルッと振り返り、
しーちゃんに何やら話しかけています。
で、何かわからないけど、
突然の熱い抱擁。
するとふーちゃんも走って駆け寄ってきて、
もれなく熱い抱擁。
3人の間にいったい何があったのかは分かりませんが、
友情が発生した模様です。
そして3人仲良く手をつないで歩き始めます。
しばらく歩くと、
田んぼの水路にイモリの大量発生を発見!
子どもは興味さえわけば、
どんなところでもお構いなしに時間をつぶせるものですね。
止まっては歩きの繰り返しです。
そのうちふーちゃは早く帰りたくなったようで、
どんどん先に進んでいきます。
そんなに慣れた道でもないのに、
怖がらずに1人でドンドン進んでいくふーちゃんも大したものです。
そんなふーちゃんのことを気にせず、
他の2人はのんびりやっています。
「川だねー。」
「水が流れてるねー。」
そんなこんなで寄り道をしながら、
ようやく福田百貨店に到着。
お母さん達に「ただいまー」と言って、
この日の活動は終了でした。
3月17日に、
『さぁ のはらへいこう』の上映会を開催しました。
御槇と松山の2会場と、
前日に行ったスタッフ向けの上映会を合わせると、
合計62名の方々にご来場いただきました。
まずは16日の上映会の様子から。
普段みまき自然の学校に参加されていて、
翌日スタッフとして動いてもらえる方々を対象に、
15時半から上映を開始。
当日は宇和町で自主保育をされている「たねっこ」の方々も参加されました。
さすがにこの日は託児を用意できなかったので、
かなり賑やかな上映会となってしまいましたが、
みまき自然の学校に参加されているお母さん方に、
一番見て欲しかったので、それが出来て良かったです。
上映中に御槇に到着された相川さんには、
御槇をグルッとご案内し、
出井の甌穴や、山本牧場などを紹介していました。
その後、
上映会場の福田百貨店に戻り、
相川さんを囲んでの交流会を行いました。
この日の交流会のお食事は、
Yogaの家の門多さんに作っていだいたマクロビ弁当です。
「親子共に食べやすくて、交流会がスムーズに運ぶお弁当」
という要望にうまく応えて頂き、
食べやすさ重視のマクロビ巻き寿司弁当でした。
見た目も華やかで、とても美味しかったです。
はるばる鎌倉からお越しいただいた相川さんと、
身近にお話が出来るせっかくの機会なので、
1人ずつ自己紹介と、
映画の感想・質問を言ってもらいました。
やはり質問する人それぞれに、
感じたことや子育てで思い悩むことは違って、
いろんな方向からの質問が出て参考になりました。
僕が心に残ったのは、
「最初は大人が話しかけていたら、
そのうち逆に子どもが教えてくれるようになる。」
と言われていたこと。
実は、昼間に御槇を案内した際、
相川さんと僕に加え、
我が家のいっちゃん(2才)も同行していたのですが、
山本牧場を散策する際に、
歩くのをグズっていたいっちゃんに、
相川さんがずっと話しかけてくれていました。
途中まで僕もその会話に参加していたのですが、
どうやら相川さんが"子供の引率モード"でやってくれていると感じたので、
途中から僕は口を出すのをやめて、
様子を見守ることにしました。
ずっと「抱っこしてー」と、
言っているいっちゃんに、
相川さんはいろんな言葉を投げかけていました。
「ここに生えているお花さんは何の花かな?いっちゃん知ってる?」
「牛さんの鳴き声はどんなのかな?相川さんに教えて?」
「牛さんはいつもどこにいるの?」
「あ、お屋根が見えてきたね。あそこにいるのかな?」
「あ、鳥さんが鳴いているね。あれはなんていう鳥かな?」
などなど。
いくら言葉を投げかけられても、
しばらくいっちゃんは意に介さず「抱っこ」とぐずっています。
でもそのうち1つ2つと、
いっちゃんが興味を引かれる言葉に出会い、
思わず「ん?」と反応していました。
子育てをされているお母さんならわかると思いますが、
頑固にグズっている子の気をそらすのは大変です。
ただ、気持ちが別のことに向かう瞬間というのも、
体験されたことがあると思います。
まさにそれを意図的にやってのけるという感じです。
そしてそのうちに、
「牛さんはあっちにいるんだよ。」
「コレ、牛さんのウンチ」
など、いっちゃんの方から話し出すようになっていました。
そしていつの間にか、
グズるのをやめて楽しそうに一人で歩いていました。
昼間にその様子を見ていたので、
まさにこのことかと思いました。
何かを強制するわけではなく、
無理に機嫌を取るわけでもなく、
自然と子供の気持ちが前に向くように、
子どもの興味を引き出すという感じでした。
あとある方の質問で、
「映画の中で、なかよし会を初めた時の最初の募集チラシに、
『自分の時間が欲しい方』というようなことが書いてあったのが気になった。」
という声に対して、
「やはり子供と1対1でずっといると、窮屈になってイライラしてしまう。
母親にゆとりがないと、子どもにも優しく接せられない。
お互いに預けあうことで、少しでも子どもから離れて自分の時間が持てれば、
精神的にゆとりが持てて、子どもにもゆとりを持って接せられる。」
と言われていて、お母さん方の共感を得ていました。
16日のスタッフ向けの上映会はそんな感じで、
映画への質問に加えて、
個々のお母さん方のお悩み相談的な雰囲気もあり、
お母さん方はそれぞれ良いお話が聞けたのではないかと思います。
明けて17日。
一般向けの上映会です。
上映会と講演会の間、
お母さんが子どもに気を取られず集中して参加出来るようにと、
子どもたちを「みまき自然の学校一日体験」として、
屋外託児で預かりました。
映画の上映中は講師の相川さんもすることがないので、
山で遊ぶ子どもたちの様子を見に来て貰いました。
その際、車から降りて山に移動するときに、
ずっと動かずに泣いている子がいました。
「おがぁさ~ん!おがぁさんの所に行く゛ぅ~!!」
という調子で泣き止む気配も、動く気配もありません。
すると、計らずしも相川さんがその子の引率をしてくれることになりました。
「お母さんのところに行く」と泣き叫ぶ子に、
「あっちにお母さんがいるよ。お母さんのところに行こう。」
と、相川さんが話しかけていました。
「あれ?ウソついちゃうんだ」と僕は思ったのですが、
その場に一緒に居た引率スタッフも同じように感じたそうです。
でも、後で相川さんの話を聞くと、
「あっちにお母さんがいるというのはウソじゃなくて、
あっちに行って、あっちに行って、もっとあっちに行って、
そのうち遊び終わってあっちに行ったら、お母さんのところに辿り着く。」
とのこと。
それは別にウソをごまかす言葉のあやなどではなく、
ちゃんとした理由がある訳です。
「子どもは一度泣き出したら、
自分でもどこで泣き止むかという泣き止みどころを探している。
きっかけがないと泣き止めない。
だからお母さんがあっちにいるというのは、
そのきっかけを作ってあげること。」
と言われていました。
確かに、
あれだけ大風呂敷を広げて盛大に泣き出してしまったら、
泣き止みどころがないと子供も泣き止めないのだろうなと、
納得しました。
武士は抜いた刀を簡単には納められないというやつでしょうか。
実際に、
お母さんがあっちにいるという言葉で歩き始めました。
山に入るまで泣いていましたが、
相川さんと山の中に消えて行き、
気付いたら上機嫌で遊んでいました。
大人の関わり方一つで、
子どもが楽しく過ごせるかどうかも大きく変わります。
子どもに対して終始穏やかに優しく話しかける話し方や、
子どもの気持ちを察する観察力は、
すぐにマネできるものではないかもしれませんが、
とても参考になりました。
親ならきっと、
「常に我が子にもそういう態度で接してあげたい。」
と思うことでしょう。
「ところが、他人の子には出来ても、我が子にはなかなか難しいのよね。」
と、相川さんは笑っていました。
上映会の後に、
みまき自然の学校のお母さんたちが作った、
玄米ご飯定食を食べたら、
お昼からは相川さんの講演会です。
会場からはいろんな質問が飛びました。
「危険なことをやっていたら、自分はそれを見守れる自信がない。」
「どこまでが危険でどこまで大丈夫かどうやって判断するのか?」
「危険なことをさせて文句を言ってくる難しい親はいないのか?」
「ケンカをしていたらすぐに止めてしまいそう。」
「棒を振り回して危ない時など、ダメと言わないのか?」
という安全面や大人の口出しに関する問いかけがやはり結構ありました。
というのも、
"一般的な普通の目線"で、
この映画やなかよし会の活動を初めて目にしたら、
驚くような危険なことや、
一見してすぐ止めに入るようなケンカを盛大にやっています。
しかも1才~3才の子どもたちがです。
何の免疫もなければかなりビックリすると思います。
会場の声に対して相川さんは、
『"青空自主保育"であることが大事だ。』
と、なかよし会の真髄を語ってくれました。
『自然の中で子どもを遊ばせるという"青空保育"だけではダメで、
親元を離れて保育士が面倒を見るだけなら、
なかよし会のような活動は難しい。
なかよし会は"自主保育"でやっており、
親が実際に当番で引率に入る。
引率に入ったら、子どもたちが実際にどんなことをしているのか、
自分の目で見ることが出来る。
危ないと思えることをしていても、
それを幼い子どもがたくましくやってのける姿も目の当たりにするし、
子どもたちがいかにたくましいかを実際に見る事が出来る。
自分の目で見ているからこそ子どものことを信頼できる。
"自主保育"として親同士も様々な運営の役割を担うことで、
コミュニケーションが取れて信頼し合える。』
という趣旨のことを言われていました。
また、
危ないことについては、
保育者が責任を持って事前に把握しているとのこと。
メンバーや天候や子供の体調やその日のコースなど、
様々なことを事前に把握したうえで判断しているそうです。
また、
「あの子ならここまでやっても大丈夫」とか、
「あの子はまだ出来ないから少しフォローしてあげる」など、
子どもに応じた対応もしているそうです。
たとえ危険なことがあったとしても、
「それは危ないからダメ」ストレートに言うのではなく、
危ない場所があったらそっちに気が行かないように他に気を向けたり、
本人や子ども同士で気付かせるような言葉を投げかけたり、
といった対応をされているそうです。
いろんな話があったので全部は書ききれませんが、
全体を通して感じたことは、
『子どもを良く見て考える』という視点です。
相川さんの回答で、
「とにかく実際にやってみて、やりながら考えれば良い」
ということをよく言われていました。
Q「リュックの中には何を持っていかないといけませんか?」
A「バンソウコウが少しと包帯と・・・、でも何が必要かは実際にやってみて、
これがいるとかやっぱりこれがいらないとか判断したらいいと思う。」
Q「子どもが冬でも半袖や7分丈なのはなぜですか?寒くないのですか?」
A「子どもは遊んでいたらすぐ袖を濡らす。すると濡れたところがいつまでも寒い。
だから袖がない方が良いと気付く。実はそれが一番機能的。
子供の行動をよく見ていたらわかる。」
といった具合です。
相川さんは常に子どもの側にたっても物事を判断しているという印象です。
そして、子どものことをよく観察して、
「今何をしたいのか?」
「何を考えているのか?」
「どうしてそうしているのか?」
と、子どもの気持ちを慮って(おもんばかって)いるということです。
この、『子どもを良く見て考える』という視点が、
子育てをする上でとても大事なことなのだけれど、
自分を含め、多くの大人に欠けているのではないかと
思わされました。
結局子育てでは、
子どものことを良く見て判断するということが一番大事なんですね。
言われてみれば当たり前すぎる話です。
でも、
子ども(特に我が子)といると、
見るより先に口や手が出ちゃうという人も、
多いと思います。
少しずつでも、心掛けていくことが大事ですね。
みまき自然学校は、
今のところ「青空保育」7割、
「自主保育」3割ぐらいの活動になっていますが、
「自主保育」という部分をもう少し強めて行きたいなと思います。
『なかよし会に来ている時だけが特別というのではなく、
食べるものにしろ着る服にしろ、
なかよし会でやっていることが"日常"であることが大事だ』
と相川さんが言われていましたが、
現在は月に1回というイベント的な開催になっているみまき自然の学校も、
子どもたちの"日常"の中に組み込めるように、
していきたいなと思っています。
自然の中で遊ぶことも、
同年代の仲間たちと育つ時間も、
体に良い食事も、
それが日常となるような子育てが出来れば良いなと思います。
なお、
今回御槇での上映のあとに、
松山でも上映&講演も行ったのですが、
重複する質問なども多かったので、
まとめて書かせて頂きました。
松山の上映会場はこんなところで↓↓↓
その後の交流会場となったカフェはこんな感じでした↓↓↓
最後に、
当日スタッフとして活躍して下さった皆さま。
前売り券の販売や会場の設営などご協力頂いた皆さま。
ありがとうございました。
2月は16日(土)に開催しました。
場所は久しぶりに山本牧場です。
この日はお昼ご飯を羽釜で炊いて食べることにしたので、
早速ご飯を炊く準備を始めます。
子どもたちもみんな、
「何をするの?」と言って集まってきました。
ご飯に火を入れ始めると、
子どもたちはかまどの周りで火を眺めます。
で、大人しく眺めててくれたらいいんですが、
そのうち手が出てきます。
みんなでザクザクつついています。
やはり火に対する興味関心というのは強いようです。
一応火なので、危なくない程度に注意をしながら様子を見ていましたが、
ずっと火の回りを周りを子供たちが囲んでいました。
そのうちにつついていた棒に火がつき、
その枝で紙の袋に文字を書き始めました。
どうやら枝の焦げで字が書けると気付いたみたいです。
まあ大人も火があったらつついたり火の番をしたりしますから、
子どもが興味を持つのは自然なのでしょうね。
でもちゃんと、
「大人がいないときには火で遊んじゃダメだよ」
という注意はしておきました。
この日は不安定な天気だったので、
時折みぞれ混じりの雨が降ってきました。
寒さも相まって、
火の回りには人だかりが出来ていました。
この日は初めて使う蓋の調子が悪かったみたいで、
上手く炊けずに焦がしてしまいました(≧w≦;)
鍋の表面のお米は焦げてしまいましたが、
幸い中の方は無事で、炊き加減も大丈夫でした。
ちょっと焦げた分だけ量が減ってしまいましたが、
みんなで分け合って食べました。
晴れていたらお外で食べる予定でしたが、
お昼もパラパラとみぞれが降っていたので、
この日はカフェの中に避難して食べました。
この日の昼食中の写真は、
お給仕でバタバタしてたので、
撮り忘れてしましました。
お昼からは、雨も上がり、
割とみんな思い思いに過ごしていました。
コチラは羽釜に焦げ付いたお米を、
再沸騰して剥がしているところです。
相変わらず人だかりが出来ています。
この後、
希望者を募って、牧場の放牧地を散歩することにしました。
いつもの塹壕のようなルートを上がって行きます。
大きい子は早いものですが、
小さい子は遅れて後からトボトボ歩いてきます。
2才と3才でも随分スピードは違うものです。
5~6才の子たちとなると、
あっという間に上へと上がって行きます。
ちなみに、みんなが放牧地に上がったわけではなく、
下に残っている子たちもいました。
ヤギに雑草をちぎってあげています。
そのうちに続いて第2陣も上がって来ました。
「みんなで一緒に行こう・・・」という強制は、
いつも通りしていないので、
割とみんな思い思いの行動をとっていました。
放牧地といっても、
芝生だけではなくて落ち葉が積もっているようなところもあります。
どこで拾ったのか、
枝を杖代わりにして登って行きます。
腰に手を当てて歩く、おばあちゃんがいました(*´ω`*)
先に山頂まで登って行った大きい子たちは、
下に残った子供たちに向かって、
山頂から大きな声で呼びかけていました。
広々としたところで、
子どもたちがダイナミックに遊んでいて、
いい感じだなぁと思いました。
もう大きい子たちは、
特に大人がいなくても、
自由に牧場の中を走り回っています。
第2陣の子たちも、
ぼつぼつ上がって来ます。
そうしていると、
先に登った子たちが駆け下りてきました。
なかなかの勢いで駆け下りてきます。
気持ちよさそうです。
小さい子はそう上手いこと駆け下りられないようで、
斜面で転がっていました。
あっちからもこっちからも降りてくるので、
いろんなところで合流していました。
見るたびに一緒にいる子が違ったりして、
いろんなペアやグループが出来ていていました。
普段全然接点のない子が二人で一緒に歩いていたりして、
面白かったです。
↑こちらは、山の中腹で見つけた大きな木の枝を、
持って下りていました。
まあまあの大きさがあり、
子どもにとっては重たかったと思いますが、
気に入った木を離さずに、
結局下までずっと持って下りていて、
大したものだと思いました。
下に降りてきていたので、下に行くのかと思ったら、
また向きを変えて山に上がって行きました。
割とその辺は気まぐれです。
下では、追いかけっ子のようなことをしていました。
後で引率のやまおさんに話を聞くと、
「寒い」とボヤいている子がいたから走り回って暖まるようにしたとのことです。
大きい子たちが下に降りて追いかけっ子をしているころ、
ようやく頂上にたどり着いた小さい子たちが、
しばらく一緒に遊んでいました。
そのうちに、
1人が先に降りて行きました。
残った子も必死に後を追って降りますが、
一向に差は縮まりません。
下では相変わらず追っかけっ子をしていました。
先に降りて行った子が、
第2陣の子たちと合流して、
一本橋を渡っていました。
ちょっと足を踏み外したみたいで、
橋を渡るのを躊躇していました。
大人だとたぶん無理だと思いますが、
子どもは急斜面を勢いよく走って下っていました。
その後ろから斜面を追いかけて下って行くものの・・・、
途中で限界を感じて戻って来ていました。
実際は写真で見るよりもさらに急な斜面です。
全員が下に降りてきました。
出口の付近に大きな牛の糞が転がっていました。
じっと眺めているからどうするのかなぁと思ってみていると、
おもむろに足を出して、
次から次へとコロコロ蹴飛ばしていました。
さらにその様子を・・・、
「何してんの?それ牛のウンコだよ・・・。」
と言って、冷静に眺められていました。
下に降りてくると、
相変わらず子供たちがヤギと遊んでいました。
やはり動物にはみんな興味があるようです。
結構長い時間いても飽きない感じでした。
今回はみんな牧場の中で広々と遊んでいたので、
出会わない子には全然出会いませんでした。
手もかからず目もかからず、
子どもたちが自分たちで自由に遊んでいる姿が、
良いなぁと思った今回の活動でした☆
今月は祓川温泉近くの雑木山で活動しました。
10月に活動した場所と同じところです。
6家族で大人9名、子供11名が参加。
今回は珍しくお父さんが2名参加してくれたので、
引率は僕を含めて男性3名で行いました。
森の中に入って荷物を置くと、
みんなあっという間に散って行きました。
僕はとりあえず、
まだ発見できる近所にいた、
小さい子たちの様子を見ることにします。
最初のうちは「何をしようかな~」という感じでしたが、
そのうちとりあえず穴を掘り始めました。
そしてその後はひたすら穴を掘っていたので、
とりあえず他の様子を見に行きます。
こちらでは穴の中に入って遊んでいました。
やっぱり子供は穴が好きなんですね。
その横では、
小川で釣りをしていました。
釣りと言っても、
針や糸も付いていなし、そもそも魚もいないので、
釣りゴッコです。
葉っぱを釣り上げたら、
「鯛だー」「サメだー」と言っていました。
ちなみにこの後、
「鯛食べて~」と言って渡されたので、
パクッと落ち葉を食べてあげたら、
子供たち一同ビックリしてたまげて、
「葉っぱ食べたー(ll゚Д゚ノ)ノ」
「葉っぱ食べたー( ̄△ ̄;)」
と口々に叫んでました。
そして代わるがわる落ち葉を持ってきて、
僕に食べさせようとします。
「どう?美味しい?」と聞いてくるので、
「気になるなら食べてみたら?」と言ってみると、
嫌がる子もあり、
食べてみる子もあり。
やって見せて、出来ることさえわかれば、
あとは好奇心が勝ってやる子はやります。
まあ僕自身人生で初めて落ち葉を食べてみたわけですが、
味の感想はあえて黙っておくので、
気になった方は今度拾って食べてみてください(笑)
生き物として「かじって味わってみる」というのは、
色んな感覚を刺激するのに大事なことかなと思います。
本当はもっと推奨したいのですが、
山の中には安易に食べてはいけないものもあるので、
その辺の見極めが悩ましいところです。
(とりあえずキノコは食べないようにといつも言っています。)
さて、
先ほどの小さい子たちのところに戻ってみます。
というのも、山中に響き渡るほどずっと泣いていたので・・・。
まだ小さいので、
親の気配があるとどうしても甘えてしまいます。
小さい子はやっぱりその日の気分などで、
ご機嫌な時もあればグズグズな時もあり、
仕方のないところです。
この日はみんなお腹がすくのが早かったので、
お昼のサイレンを待たずにお弁当を食べました。
森の中は日が当たらず寒かったので、
森を抜けだして日の当たる野原で食べました。
ただし、「森の中で食べたーい」という子たちがいたので、
その子たちは森の中で食べていいよということにして、
2グループに分かれて食べました。
ご飯が食べ終わったら、
みんな野原で走り回ったり、
思い思いに遊んでいました。
いつもだいたいそうなのですが、
お昼ご飯を食べ終わってからの午後からの時間の方が、
みんなより自由に遊んでいる気がします。
葉っぱの上に寝転がって遊んでいました。
とても楽しそう。
でも、良く見るとシカの糞がその辺にいっぱい転がってるんですけどね。
まあ本人もわかってやっているので、特に止めはしません。
こちらではスコップを持ち出して穴を掘っています。
午前中に穴を掘っていたのと同じ女の子ですね。
よほど穴を掘るのが好きなようです。
森の中でツタを取ってきた女の子たちは、
大縄跳びをしていました。
「先月の自然の学校で拾ったツタも、家に持って帰って遊んでるよ~」
と言っていたので、
もはやツタ飛びという遊びが定着しちゃったようです。
その横ではお父さんがわが子に"高い高い"をしていました。
野原は広いし空も広いし、
かなりの投げ上げ具合だったので、
気持ち良さそうでした。
みんながご飯を食べ終わってはしゃぎ回る中、
小さい子二人はマイペースにご飯を食べ続けていました。
なんとなく微笑ましいです。
先ほど女の子たちが大縄跳びをしていたツタですが、
この日は大活躍していました。
しばらくしてみたら、
大縄跳びにいっぱい集まって遊んでいました。
でも小さい子も含めた子供同士でやるものだから、
上手く縄を回せなかったり、
上手く飛べないのに入ってきたりで、
なかなか思うようには遊べていない感じでした。
まあそれで飽きてしまう子もいるし、
ツタで遊んでいるだけで喜んでいる子もいるし、
それぞれという感じです。
少し遊んだらいつの間にか誰もいなくなって、
また誰かが遊び始めたら人が寄ってきて、
またいなくなっての繰り返しでした。
運よくツタで誰も遊んでいない所をみつけて、
「でっかい蛇捕まえたー!」と言って引きずりまわして喜んでいました。
そしたらまた誰かが寄ってきて、
ツタを奪って逃走。
そんなことを繰り返しながら、
ツタはみんなに遊ばれていました。
ツタを奪われた子が何やら下を見て止まりました。
ツタを取られて落ち込んでる?
・・・というわけではなさそうです。
イノシシが掘り起こした土に興味を持ち始めたようです。
そのうちに土を拾い始めました。
そして別の場所に持って行って投下。
何度もそれを繰り返しているうちに、
他の子が集まってきました。
「なにしてるのー?」
と聞いたら、
「ふんにかけてるー!!」
と答えていました。
どうやらシカの糞に土をかけているようです。
そしたら質問した子も真似をして土をかけ始めました。
そしていつの間にか3人で協力してフンに土を必死にかけていました。
一人がフンを見つけて指示する役。
他の二人が土を運んでかぶせる役。
見事な分業体制です。
フンに土をかけるというただそれだけのことなのですが、
3人で一緒にやるのが楽しかったのか、
30分くらいひたすら熱中してやっていました。
写真からその真剣さが伝わるでしょうか?
これだけ熱中して遊んでいても、
いつの間にか気付いたら自然解散しているのが面白いところです。
男の子たちの姿をしばらく見かけないなぁと思い、
森の中に戻ってみると、
洞窟で遊んでいました。
大きな枯れ木を拾って来ては、
穴に突っ込んでいました。
そのうちに今度は枝で穴の入り口を塞ぐことにしたようです。
協力して枝を拾って来ては、
洞窟の入り口に立てかけていました。
こちらでも、
枝を拾って来う子と立て掛ける子と、
分業してやっていました。
なんだかんだ子供の頃から上手く分担するのものですね。
そのうちに山の中からトタン板まで拾って来て、
立て掛けていました。
やっぱり男の子はこういう建設的なことが好きなようです。
さてまた別のところに移動してみます。
子供たちは山の中の思い思いのところで遊んでいるので、
あっちこっち探さないといけません。
途中でこんなものを発見。
穴です。
そういえば午前中掘っていたよな~。
思わず野生動物の仕業かと思いました。
しばらく見かけないなぁと思っていた子が、
荷物のところに帰って来ていました。
どうやら小川で遊んでいてハマったようで、
泥だらけになって着替えていました。
今日はそんなことにはならないだろうと思っていたので、
やや想定外です。
何があるかわからないので、
着替えはやはり持たせてください。
野原の方に戻ると、
女の子たちが集まって何かをしていました。
どうやら、
センリョウやマンリョウの赤い実を集めているようです。
みんなで摘み取っては、この帽子に集めていました。
男の子は小屋を作って、
女の子は木の実採集とは、
縄文時代から変わらぬ遺伝子なのかもしれません。
と、言っても、
そう簡単に男と女と分けてしまえるものでもなく、
男の子も木の実集めに熱中していました。
子供たちは赤い実を集めることだけに集中しているので、
たくさんの赤い実を見つけた時のテンションの上がり具合は、
半端なものではありません!
赤い実の大群を見つけた時はこんな顔になっちゃいます。
「ここにいっぱいあったよー!!」と、
独り占めせずに、
ちゃんとみんなに声をかけるのが偉いですね。
なんかこの写真を見ながら、
山のシカもこういう感じなのかなと思ってしまいました。
これが食べれる実だったら、
きっとみんな手当たり次第に食べて行ったんだろうなと思います。
採っては入れて、採っては入れて、
1時間以上みんなでやっていました。
最終的には帽子いっぱいになって、
持つだけで精一杯になっていました。
あまりに子供たちが熱中して遊んでいたので、
今日は終わりの時間になったら下山するのではなく、
逆にお母さんたちに山に迎えに来てもらうことにしました。
お母さんたちが来たら、
真っ先に赤い木の実を自慢したことは言うまでもありません。
ちなみにこの日のお母さんたちは、
特にこれといったメニューも用意せずに、
うちの家に集まって女子会をしてもらっていました。
感想を聞くと、
みんなで話していたらあっという間だったということなので、
それはそれでお母さんたちの交流の場としていいかもしれないなと思いました。
おわり。
12月は15日(土)に開催しました。
この日は5家族10人の子供が参加しました。
10時に福田百貨店に集合し、
源池公園に移動。午前中は源池公園で遊びました。
12月の御槇ということで、
極寒の中、凍えながら遊ぶことになるかと思っていましたが、
この日は朝からすでに15℃もある暖かい日でした。
心配していた雨も朝までに降り止み、
日差しも射す中穏やかに遊ぶことができました。
小さい子たちが岩で遊んでいます。
「あの岩がベッド」、「こっちの岩が台所」と言っていたので、
おままごとをしているようです。
二人で何か集めているようなので見てみると、
落ち葉が並べられていました。
遊びは順次遷移します。
気合を入れて岩に登りはじめ、
「すべりだい~♪♪」
と言って遊んでみたり、
「とびおりれるもん!」
と言ってジャンプしていました。
遊具なんてなくても、
岩ひとつあれば、
30分ぐらいは遊べるものです。
その頃、
大きい子たちは池のほとりの沼地で、
ドロドロになって遊んでいました。
一人の子が沼地に足を突っ込んでドロドロになり、
助けたと思ったら次の子がはまり、
結局みんなで入って泥遊びを楽しんだようです。
残念ながらそっちの写真はありません。
が、
遊び終わった後の様子は撮りました。
長靴の中までドロドロになったので、
小川で「洗濯しよう!」と言って洗っていました。
するとみんな集まってきて洗濯し始めていました。
さっきまで岩で遊んでいた子も、
「洗濯するの~♪」と言って長靴を洗っています。
(泥遊びしていないから汚れてないのに(笑))
普通なら、
「○○ちゃんの長靴は濡れてないから止めときなさい!」
と慌てて止めに入る場面だと思います。
ただし自然の学校の時は、
本人が周りの子と同じことをやりたいという気持ちを優先し、
そこはもう好きにやって貰います。
その結果寒かったら、
「次はやめとこう」と気付いてくれるでしょうし、
今回気付かなくてもそのうち自分で気付くでしょう。
まあ、
もっと年上の子供たちが、
12月に服を泥だらけにして遊んでいるくらいですから、
寒いうんぬんよりも、
結局楽しみたい気持ちの方が勝るかもしれません。
ちなみに最終形態はこうなりました↓↓↓
風呂上がりのおじさんさながら、
野人化していきます。
さて、
今度は僕がある子に、
「リュックとってきて~。」
と、頼まれました。
「え?でもどのリュックかわかんないよ。」
と僕が言うと、他の子が、
「わたし、わかるからとってきてあげる~♪」
と言って取りに行ってくれます。
小学生くらいになれば、
「えー、やだー、めんどくさい。自分で取りに行ったらー?」
という反応だと思いますが、
小さい子は意外に人のために動くことを苦にしません。
というか何かやってあげるが好きです。
大人も見習いたいぐらいです。
そして人と同じことをするのが好きなので、
こういうことになります↓↓↓
なぜか3人が取りに行く・・・。
こういうことは良くあります。
そうこうしていると、お昼ご飯の時間になりました。
今日は大人が6人だったので、
3名が引率に回り、
2名がお昼ご飯を作り、
初参加の家族のお母さん1名が、
子供が不安そうだったので、一緒に遊びに同行してもらいました。
ということで、
2名のお母さん方に、
"7分づき米と押し麦のおむすび"と、
"蒸かしイモ"を作って貰い、
お弁当箱に詰めて源池公園に届けてもらいました。
お弁当が届いたら、
子供たちはそれぞれ思い思いの場所で食べます。
この二人は、
お昼前から「一緒に食べよ~♪」と誘い合っていました。
お弁当を食べ終わった子から、
また元気に遊び始めていました。
みんな長い枝を拾って、
ちゃんばらみたいなことをしていました。
なんか・・・強そうです。
別のところでは、
石をめくったらダンゴ虫がいることを発見!
せっかく隠れていたダンゴ虫くんを、
12月の寒空の下にさらすのは少しかわいそうでしたが、
子供たちは興味深々だったようで、
一気にみんな集まってきました。
午後からは源池公園近くの林道を歩きました。
年齢差が広いので、
年上の子たちは先に行って、
年下の子たちはゆっくりのペースになりました。
僕は年下の子たちを見ていましたが、
落ちているどんぐりや木の実を見つけては、
みんなで大喜びしていました。
誰かが「どんぐり見つけた!」
というと、
「見せて見せてー!」と言って、
毎回みんなが集まってきます。
一人の子が、
途中でお母さんのことを思い出したらしく、
「ママのところに行く!」
と言って、
先頭グループを引率していたママのところに向けて、
スタコラと歩いて行きました。
よくこの山道をよ一人で歩いていくなぁと感心してしまいます。
折り返して戻ってきたお姉ちゃんと、
途中で出会いました。
どうも拾った何かを見せ合っているようです。
手に持っている枝の大きさが、
歳の差を感じさせてくれます。
今日はこの辺で折り返して帰ることにしました。
帰りはさっきの3人が、仲良く手をつないで帰っていました。
先に行ったグループは、
森の中で長いツタを見つけたようで、
切り取って、持って帰っていました。
源池公園に帰ってから、
そのツタを使って、
みんなで大縄跳びを楽しんでいました。
ツタは格好の遊び道具ですね。
ただ縄跳びの縄と違ってゴツいので、
当たった時はたぶん痛そうでした(笑)
大人も子供もどんどん、
自然の中から遊び道具を見つけれるようになりたいですね。
さて、
今月の自然の学校はこんな感じで終了です。
今回引率のお母さんと服装の話しになったのですが、
長袖長ズボン長靴は割に不便だという意見で一致しました。
重ね着をしてあったかい服をバッチリ着こんで来ても、
結局あっという間に袖や裾がドロドロ・ビチョビチョになり、
長靴の中も水浸しになるので、
直ぐに着替えることになりそうです。
7分丈くらいの袖や、
膝丈くらいのズボンに、
パッと洗えるサンダルを履いているくらいの方がいいんじゃないか、
という話になりました。
特に源池公園は水のあるところなので、
その方がいいかもしれません。
「衣食住」が生活をする上での基礎と言いますが、
何を着るかの「衣」部分って、
ベストなチョイスをするのにはなかなか
経験が要りますね。
11月の活動は、
11月11日(日)に、
みまき夕日の写真展とのコラボで開催しました。
子供たちを自然の中で遊ばせている間に、
お母さんたちには「みまき夕日の写真展」の会場で、
母カフェをやってもらうという内容でした。
ところが、
その日は残念なことに横殴りの風が吹く大荒れの天気・・・。
11月の寒い日に雨の中遊ばせるという家族も少なく、
季節的に風邪気味の子も多くて、
自然の学校に参加する子供たちが少なくてちょっと残念。。。
でも、そんなことはお構いなしで、
遊びたい子だけを外へと引き連れて、
遊びに行ってきました☆
今回は、写真展の会場の「旧・福田百貨店」から、
歩いて行ける範囲で遊びました。
上の写真は、
畑地帯の小道を歩いているところです。
山の方に向かって歩いていこうと思っていましたが、
子供たちの進みたい方に進んでいった結果、
なぜだか畑のあぜ道みたいなところをどんどん進んでいくことになりました。
巨大迷路みたいなところです。
しばらくアッチやコッチや彷徨っていると、
小川に出ました。
音無川(おとなしがわ)です。
みんな川の中を気にせずザブザブ渡っていきます。
まあ雨の日だから水だってお構いなしです。
でもよく見てみたら、
足元が長靴じゃなくて普通の靴の子もいました。
すでに靴はビショビショです。
途中でイモリを発見したので、
子供に教えてあげました。
子供たちによって反応は様々でした。
怖がって持たない子もいれば、
ずっと持って遊んでいる子もいました。
マムシやケムシは危険なので、
安易に手を出さないように教えてあげたいですが、
イモリやアマガエルのような害のない虫たちは、
怖がらずに難無く触れるようにしてあげたいなと思います。
ちなみにこの後イモリ君は、
しばらくずっと遊び相手として同行することになりました。
今回遊んだこの場所は、
畑や田んぼが入り混じっていて、
それぞれの畑の周囲には、
御槇によく見られる防風林「(通称)せんまく」が張り巡らされています。
そのため巨大迷路みたいなことになっているのですが、
交差点に差し掛かるたびにどちらに行こうか悩みます。
「あっち」に行きたい子と、
「こっち」に行きたい子と、
意見が分かれることもしばしば。
子供なりに折り合いをつけながら進んだり、
先に行っちゃった者勝ちということもありながら、
なんとなくまとまって進んでいきます。
上の写真の時も、
T字路を右に行くか左に行くか言い合っていましたが、
先に右に行った子が発した、
「あー!○○があるー!!」
という言葉に反応して、
さっきまでの喧々諤々の議論はあっさりと忘れて、
みんなそっちに走って行きました。
そちらに進んでしばらく歩くと、
また音無川とぶつかりました。
一度そのまま通り過ぎたものの、
「川で遊びたいな~」と言い出した子がいたため、
折り返して川で遊ぶことに。
河床のコンクリートの丸い穴に、
先ほどのイモリを入れて「イモリのプールだ!!」と言ってました。
そこに沢ガニを入れて戦わせるかどうか話し合っていましたが、
入れたカニはすぐどっかに逃げて行ったので、
あっさりバトルは終了。。。
青色のカッパの子は、
長靴じゃなくて靴でしたが、
気にせず川でじゃぶじゃぶ遊んでいました。
普段こういういことをしていたら、
大抵は大人や親に止められると思うのですが、
自然の学校の活動中は、
少々のことなら遊びたい気持ちの方を優先するので、
「靴がずぶ濡れだからやめといたら?」
という無粋なことは言わないようにしています。
だいたい自分たちが子供のころは、
靴がずぶ濡れになったってお構いなく遊んでいましたから、
今は大人が神経質に反応し過ぎなのかもしれません。
念のため補足ですが、
この子のお母さんがそういう事を言っていて神経質だった、
という話ではなくって、
今の時代の一般的な大人の反応はそうだろうという話なので、
お間違いのありませんように。
さて、
イモリ君はこの後、
「なんかちょっと元気がなくなってきた・・・。」ということで、
川に放されることになりました。
ありがとうイモリ君。
大丈夫だったかな?
川を離れて歩いていると、
水路の淵に何やら新たな生き物を発見!!
子供たちがザワつきます。
そこにいたのは大きなヒキガエルです。
御槇だとたまに見かけます。
少し距離を置いて眺める一同。
興味はあるものの、
さすがにこのデカさのカエルにはビビッて手が出せません。
とりあえず何かでつついてみようという話になりました。
手分けして探しに行ったら、
竹の棒を発見。
「誰か棒でつついてみたら?」
「えー!!」
「やだ怖いー!」
ということで、
しばらく譲り合った末、
一人の勇者が立ち上がります。
おっかなビックリそろそろと棒を伸ばしていき、
ちょこんと触ると・・・、
ボテッと重たくひとっ飛びして、
カエルは奥の草むらに落ちていきました。
「アー逃げたー!」
「誰か見てごらんよ?」
「えーやだーこわーい!!」
ということで、
またまた譲り合いをした後、
また一人の勇者が立ち上がりました。
最年少のチャレンジャーです。
ビバ好奇心!!
覗き込んでみると、
擁壁の裏側に隠れていました。
写真の真ん中くらいにいるのが見えますか?
一人が口火を切って発見したら、
やっぱりみんなも見たくなり、
順番に水路に降りて覗き込みます。
結局誰かが大丈夫だと証明すると、
みんな好奇心の方が恐怖心より勝ってくるんですね。
この日は少し時間が短かったですが、
靴がずぶ濡れになったり、
頭がずぶ濡れになった子もいたので、
早めに終了して写真展の会場に戻ることにしました。
会場に戻ったら、
着替えをもらって、祓川温泉に入りに行くことに。
少々びしょ濡れになっても、
温泉に入りに行けるのが、
御槇で活動する上でありがたいところです。
家族風呂に大人2人と子供7人が一緒に入って、
浴槽満員の芋洗い状態。
子供たちはバシャバシャと楽しそうでした。
温泉から出て写真展の会場に戻ったら、
お弁当を食べました。
今日はここまでで自然の学校の活動は一旦終了しました。
今後も雨の日はこういうスケジュールになりそうです。
ちなみに、
午後からの時間を持て余した子供たちは、
写真展の会場の中を走り回り始めたので、
有り余るエネルギーを解放するために急きょ牧場に遊びに行くことになりました。
その時の様子はフライパンマザーさんのブログに書いてあるので、
そちらをご覧ください↓↓↓
http://ameblo.jp/cohajinfuu/entry-11404644699.html
さて、
お母さんたちにお任せしていた、
「みまき自然の学校母カフェ」の方もご紹介します。
今回出店するにあたって、
お母さんたちに事前に、
「みまき自然の学校のコンセプトに沿ったものを出してください。」
とお願いしていました。
たとえば、
化学調味料不使用であったり、
素材に注意してもらったり、
白砂糖不使用であったりということです。
とっても美味しそうなメニューが並んでいたので、
順にご紹介。
マクロビをやっているお母さんが作ってくれた、
卵と牛乳と白砂糖不使用の「バナナマフィン」。
同じく「黒糖大学イモ」。
同じく「レモンタルト」。
原材料にこだわった「玄米+大豆のおにぎり」。
山本牧場の放し飼い有精卵を使った「シフォンケーキ」。
しょうがをすり潰して作った手作りの「ジンジャージュース」。
どうです?
おいしそうなものばかりでしょう?
実際に全部食べましたが、
どれも美味しかったです。
あいにくのお天気だったため、
写真展自体のお客さん自体が少なかったのがちょっと残念でした。
また機会があれば母カフェをやりたいなと思います。
出店していただいたお母さん方、
ありがとうございました。
&またよろしくお願いします。
少し間が空いてしまいましたが、
10月度の活動報告です。
10月は山本牧場さんの近くにある雑木山で活動しました。
祓川温泉前に集合し、
歩いて山へ向かいます。
この日は秋ということもあり、
どんぐり拾いをしようかと思っていましたが、
思ったほどどんぐりが落ちていませんでした。
たぶん野生の動物が多い御槇の場合、
落ちた木の実は数日のうちに食べられているのではないかと思います。
(推測なので真偽のほどは定かではありませんが。。。)
山に入ったらまず荷物を置く場所を決めて、
みんなの荷物をまとめて置きました。
リュックを下したので思いっきり遊べます。
年が上の子たちは、
さっそく上ったり滑ったりして遊んでいました。
木の根っこなどはつかまるのに便利です。
トイレ用にスコップを持って行っていたのですが、
気付いたら遊び道具に使われていました。
斜面を削って「滑り台を作ろう♪」って言ってました。
ちょっとしたら、
「うわッ!」って聞こえてきたので、
何事かと思ったら、
「ムカデだぁー!!」
と叫んでました。
「触ったらいかんでー!気を付けて!!」
って言いに行こうと思ったら・・・、
僕がそんなことをいう間もなく、
スコップと岩石の集中砲火で跡形もなくっていました(汗)
たくましいものです。
だいたい遊んでいる間は、
いくつかグループが出来上がっています。
メンバーが固定しているときもあれば、
適当に入れ替わりながら遊んでたりします。
別の子たちは森の中を探検していました。
男の子たちが何かを集めているなぁと思っていたら、
みんなで栗のイガを集めていました。
(たまに指に刺さって痛い痛い言いながら。)
どんぐり同様、
栗もほとんど中身は残っていませんでしたが、
たまに開いていないイガもあったので、
開け方を教えてあげたら、
要領を得て楽しそうに次から次へとを開けていました。
そうこうしていると、
向かうから小さい子たちのグループが歩いてきました。
だいたいこんな感じでいくつかのグループが山の中で遊んでいます。
倒れている木も、
小さい子たちにとっては大きな障害物であり、
良い遊具です。
ちなみにこの時の僕とのやりとりはこんな感じ。
「木がある~。行けれ~ん。行けれ~ん。抱っこして~。」
と言うので、
「上をまたいだらいいんだよ。行ける行ける。」
と言ってあげると、
「あ、そっか。うんしょ。あ、行けた。」
という感じ。
たいてい大人は手を出さないし、
子供が「無理!」と思うことを、
「あ、大丈夫か。」と思わせてあげたいと思っています。
思い込みで「出来ない」「怖い」と思っていることを、
「出来る」「何でもない」と思うように体験させてあげれば、
あとは難無くやるようになっていきます。
最初は「降りれーん!手をつないでー!」と言っていた急な斜面も、
「お尻をついて滑って降りたら良いんだよ。」
と言ってあげると、
尻もちをついて滑りながら下りていきます。
一人がそうすると、
他の子も真似てやるので、
同じくらいの年齢の子が一緒にいることの良さは、
「あの子が出来るなら自分も出来るかも。」
という反応がおこることだと思います。
いつも午前中の活動はあっという間で、
気付いたらすぐお昼ご飯の時間になっています。
お昼前になるといつも、
「ご飯はまだ~」
「お昼食べよ~」
という声がそこかしこから聞こえてきます。
ということでランチタイム~。
「好きなところで食べたらいいよ。」
と言ったら、
この日はこんな感じに。
1本の倒木に並んで座ってました。
なんかかわいらしいです。
この二人は仲良くご飯を食べているので、
てっきり以前からの顔見知りかと思ったら、
あとで初対面だと聞いてびっくりしました。
お昼ごはんが食べ終わったら、
子供たちはまた森に遊びに行きました。
大きな穴が開いているところがあり、
男の子たちが協力して入口を広げていました。
子供たちが何人か中に入れるくらいの大きさです。
この大きな穴があるところは、
以前は山道がありました。
道に沿って昔使っていた水路があるのですが、
斜面が崩れたせいで水路の下がえぐれて、
水路が橋のようになっています。
大きな穴があったり、
水路が橋になっていたり、
こういうところは大人も子供も面白いと感じるようです。
別のところにも、
大きな岩が折り重なって出来た洞窟がありました。
穴の中というのは、
子供たちも興味津々で一度は入ってみます。
下の写真は、
蔦(ツタ)に乗っかってぶらぶらと遊んでいる様子です。
パッと見は地面に立っているように見えますが、
宙に浮いてブラブラして遊んでいます。
こういうことは教えなくても勝手にやっていました。
活発な男の子たちは、
山の中をお猿さんのように走り回っていました。
自然の中で、
子供たちが何かに興味をひかれているときの顔って、
なんだかいいですね。
小さい子たちは小さい子たちで、
楽しそうに遊んでいました。
小さい子たちでも、
これくらいの斜面を一人で克服できます。
たいてい最初は怖がるのですが、
遊んでいるうちに徐々に慣れていって、
ほっといても一人で降りるようになります。
一人で降りれなくても、
手を握って補助してあげれば、
頑張って降りようとしてくれます。
よほどの絶壁でなければ抱っこして下したりはしないので、
自分が「行きたい!」と思うところに、
なんとか行こうという好奇心が勝るのかもしれません。
先ほど走り回っていた男の子たちは、
今度は倒木の平均台で遊んでいました。
自然の中には遊ぶものがたくさんあります。
それをどんどん工夫して遊べるようになってくれたらいいなと思います。
この日の遊びはこんな感じでした。
お母さんたちとの待ち合わせ時間の14時ころに、
山を後にしました。
子供たちが遊んでいる間、
お母さんたちには、
別の場所で「焼き芋」作りをしてもらいました。
お母さんたちと合流してみんなで焼き芋を食べました。
みまき自然の学校ではこのように、
お母さんたちにおやつ作りをしてもらうことがありますが、
基本的に今回の焼き芋のように、
安心して食べられる体にやさしいおやつを作るようにしています。
いっぱい遊んだあとの子供たちの食べっぷりは、
見事なものです。
今回の雑木山は初めて使ったフィールドでしたが、
いろんな要素が詰まった山だったので、
また遊びに行きたいなと思いました。