1月度 活動報告
今月は祓川温泉近くの雑木山で活動しました。
10月に活動した場所と同じところです。
6家族で大人9名、子供11名が参加。
今回は珍しくお父さんが2名参加してくれたので、
引率は僕を含めて男性3名で行いました。
森の中に入って荷物を置くと、
みんなあっという間に散って行きました。
僕はとりあえず、
まだ発見できる近所にいた、
小さい子たちの様子を見ることにします。
最初のうちは「何をしようかな~」という感じでしたが、
そのうちとりあえず穴を掘り始めました。
そしてその後はひたすら穴を掘っていたので、
とりあえず他の様子を見に行きます。
こちらでは穴の中に入って遊んでいました。
やっぱり子供は穴が好きなんですね。
その横では、
小川で釣りをしていました。
釣りと言っても、
針や糸も付いていなし、そもそも魚もいないので、
釣りゴッコです。
葉っぱを釣り上げたら、
「鯛だー」「サメだー」と言っていました。
ちなみにこの後、
「鯛食べて~」と言って渡されたので、
パクッと落ち葉を食べてあげたら、
子供たち一同ビックリしてたまげて、
「葉っぱ食べたー(ll゚Д゚ノ)ノ」
「葉っぱ食べたー( ̄△ ̄;)」
と口々に叫んでました。
そして代わるがわる落ち葉を持ってきて、
僕に食べさせようとします。
「どう?美味しい?」と聞いてくるので、
「気になるなら食べてみたら?」と言ってみると、
嫌がる子もあり、
食べてみる子もあり。
やって見せて、出来ることさえわかれば、
あとは好奇心が勝ってやる子はやります。
まあ僕自身人生で初めて落ち葉を食べてみたわけですが、
味の感想はあえて黙っておくので、
気になった方は今度拾って食べてみてください(笑)
生き物として「かじって味わってみる」というのは、
色んな感覚を刺激するのに大事なことかなと思います。
本当はもっと推奨したいのですが、
山の中には安易に食べてはいけないものもあるので、
その辺の見極めが悩ましいところです。
(とりあえずキノコは食べないようにといつも言っています。)
さて、
先ほどの小さい子たちのところに戻ってみます。
というのも、山中に響き渡るほどずっと泣いていたので・・・。
まだ小さいので、
親の気配があるとどうしても甘えてしまいます。
小さい子はやっぱりその日の気分などで、
ご機嫌な時もあればグズグズな時もあり、
仕方のないところです。
この日はみんなお腹がすくのが早かったので、
お昼のサイレンを待たずにお弁当を食べました。
森の中は日が当たらず寒かったので、
森を抜けだして日の当たる野原で食べました。
ただし、「森の中で食べたーい」という子たちがいたので、
その子たちは森の中で食べていいよということにして、
2グループに分かれて食べました。
ご飯が食べ終わったら、
みんな野原で走り回ったり、
思い思いに遊んでいました。
いつもだいたいそうなのですが、
お昼ご飯を食べ終わってからの午後からの時間の方が、
みんなより自由に遊んでいる気がします。
葉っぱの上に寝転がって遊んでいました。
とても楽しそう。
でも、良く見るとシカの糞がその辺にいっぱい転がってるんですけどね。
まあ本人もわかってやっているので、特に止めはしません。
こちらではスコップを持ち出して穴を掘っています。
午前中に穴を掘っていたのと同じ女の子ですね。
よほど穴を掘るのが好きなようです。
森の中でツタを取ってきた女の子たちは、
大縄跳びをしていました。
「先月の自然の学校で拾ったツタも、家に持って帰って遊んでるよ~」
と言っていたので、
もはやツタ飛びという遊びが定着しちゃったようです。
その横ではお父さんがわが子に"高い高い"をしていました。
野原は広いし空も広いし、
かなりの投げ上げ具合だったので、
気持ち良さそうでした。
みんながご飯を食べ終わってはしゃぎ回る中、
小さい子二人はマイペースにご飯を食べ続けていました。
なんとなく微笑ましいです。
先ほど女の子たちが大縄跳びをしていたツタですが、
この日は大活躍していました。
しばらくしてみたら、
大縄跳びにいっぱい集まって遊んでいました。
でも小さい子も含めた子供同士でやるものだから、
上手く縄を回せなかったり、
上手く飛べないのに入ってきたりで、
なかなか思うようには遊べていない感じでした。
まあそれで飽きてしまう子もいるし、
ツタで遊んでいるだけで喜んでいる子もいるし、
それぞれという感じです。
少し遊んだらいつの間にか誰もいなくなって、
また誰かが遊び始めたら人が寄ってきて、
またいなくなっての繰り返しでした。
運よくツタで誰も遊んでいない所をみつけて、
「でっかい蛇捕まえたー!」と言って引きずりまわして喜んでいました。
そしたらまた誰かが寄ってきて、
ツタを奪って逃走。
そんなことを繰り返しながら、
ツタはみんなに遊ばれていました。
ツタを奪われた子が何やら下を見て止まりました。
ツタを取られて落ち込んでる?
・・・というわけではなさそうです。
イノシシが掘り起こした土に興味を持ち始めたようです。
そのうちに土を拾い始めました。
そして別の場所に持って行って投下。
何度もそれを繰り返しているうちに、
他の子が集まってきました。
「なにしてるのー?」
と聞いたら、
「ふんにかけてるー!!」
と答えていました。
どうやらシカの糞に土をかけているようです。
そしたら質問した子も真似をして土をかけ始めました。
そしていつの間にか3人で協力してフンに土を必死にかけていました。
一人がフンを見つけて指示する役。
他の二人が土を運んでかぶせる役。
見事な分業体制です。
フンに土をかけるというただそれだけのことなのですが、
3人で一緒にやるのが楽しかったのか、
30分くらいひたすら熱中してやっていました。
写真からその真剣さが伝わるでしょうか?
これだけ熱中して遊んでいても、
いつの間にか気付いたら自然解散しているのが面白いところです。
男の子たちの姿をしばらく見かけないなぁと思い、
森の中に戻ってみると、
洞窟で遊んでいました。
大きな枯れ木を拾って来ては、
穴に突っ込んでいました。
そのうちに今度は枝で穴の入り口を塞ぐことにしたようです。
協力して枝を拾って来ては、
洞窟の入り口に立てかけていました。
こちらでも、
枝を拾って来う子と立て掛ける子と、
分業してやっていました。
なんだかんだ子供の頃から上手く分担するのものですね。
そのうちに山の中からトタン板まで拾って来て、
立て掛けていました。
やっぱり男の子はこういう建設的なことが好きなようです。
さてまた別のところに移動してみます。
子供たちは山の中の思い思いのところで遊んでいるので、
あっちこっち探さないといけません。
途中でこんなものを発見。
穴です。
そういえば午前中掘っていたよな~。
思わず野生動物の仕業かと思いました。
しばらく見かけないなぁと思っていた子が、
荷物のところに帰って来ていました。
どうやら小川で遊んでいてハマったようで、
泥だらけになって着替えていました。
今日はそんなことにはならないだろうと思っていたので、
やや想定外です。
何があるかわからないので、
着替えはやはり持たせてください。
野原の方に戻ると、
女の子たちが集まって何かをしていました。
どうやら、
センリョウやマンリョウの赤い実を集めているようです。
みんなで摘み取っては、この帽子に集めていました。
男の子は小屋を作って、
女の子は木の実採集とは、
縄文時代から変わらぬ遺伝子なのかもしれません。
と、言っても、
そう簡単に男と女と分けてしまえるものでもなく、
男の子も木の実集めに熱中していました。
子供たちは赤い実を集めることだけに集中しているので、
たくさんの赤い実を見つけた時のテンションの上がり具合は、
半端なものではありません!
赤い実の大群を見つけた時はこんな顔になっちゃいます。
「ここにいっぱいあったよー!!」と、
独り占めせずに、
ちゃんとみんなに声をかけるのが偉いですね。
なんかこの写真を見ながら、
山のシカもこういう感じなのかなと思ってしまいました。
これが食べれる実だったら、
きっとみんな手当たり次第に食べて行ったんだろうなと思います。
採っては入れて、採っては入れて、
1時間以上みんなでやっていました。
最終的には帽子いっぱいになって、
持つだけで精一杯になっていました。
あまりに子供たちが熱中して遊んでいたので、
今日は終わりの時間になったら下山するのではなく、
逆にお母さんたちに山に迎えに来てもらうことにしました。
お母さんたちが来たら、
真っ先に赤い木の実を自慢したことは言うまでもありません。
ちなみにこの日のお母さんたちは、
特にこれといったメニューも用意せずに、
うちの家に集まって女子会をしてもらっていました。
感想を聞くと、
みんなで話していたらあっという間だったということなので、
それはそれでお母さんたちの交流の場としていいかもしれないなと思いました。
おわり。
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