5月度 活動報告
今月は開校以来初めて、
平日に開催することになりました。
平日だし呼びかけてから日も短かったので、
今回は3家族という少数開催です。
2才児がいっちゃんと、しーちゃん。
3才児がふーちゃんの、
合計3人。
天気は雨。
カッパを着込んで出発します。
さて出発。
福田百貨店から歩き始め、
家や畑の間を縫う農道を歩くことに。
分かれ道ごとに「どっちに行こうか?」と聞きながら行くと、
右に曲がって、
右に曲がって、
右に曲がって、
元の位置・・・。
ということで、
20分ほどで元の福田百貨店に到着(笑)
返ってくるのが早すぎます。
お茶休憩をして再び出発。
さっきと別の道を行こうかと聞いてみたら、
「さっき来た道を行くー!」とのこと。
また一周回って福田百貨店に戻って来るのか?
と思いながらも、
てくてく進んでいく子供たちの後ろに付いて、
さっきの道を逆戻りします。
ところが、
さっきと同じ道といっても、
起こる出来事は全く違うものです。
先ほどはスタスタ歩いてあっという間に過ぎた道でしたが、
今度は度々立ち止まりながらのお散歩。
「てんとうむし見つけた!」
と誰かが言うと、
3人で覗き込んでます。
(ダンゴ虫でしたが。)
農道(右)を歩いていたら、
途中からしーちゃんが水路(左)に迷い込みました。
しかも水路は行き止まり。
それに気付いたふーちゃんが迎えに行きます。
ぐるっと回って、
しーちゃんの元へ。
跨げば通れるこの段差を、
2人でぐるっと回って無事に元の農道へと戻れました。
今度は耕作していない畑に降りてみました。
でも行き止まりだからすぐに戻ることに。
そしたらいっちゃんが、
降りてきた坂道が急で上がれないと言い出します。
「しーちゃん助けてあげたら?」
と言ってみると、
手を引きに行ってくれました。
これで二人が手をつないで上がってきてくれるか~と思いきや・・・
助けに行ったしーちゃんが、
草に足をとられてコロリと転倒。
逆にいっちゃんが手を引いて助け上げることに。
2人で助け合いながら危機を脱し、
何事もなかったように坂道を上がってくるのでした。
そもそも坂が上がれないとだだをこねていたいっちゃんも、
すっかりそのことを忘れて普通に上がって来ます(笑)
歩き始めると今度はイモリを発見しました。
「あ!イモリだ!」
というとみんな興味津々。
イモリを見たのは初めてだというしーちゃん。
なかなかグロテスクな配色のイモリは、
苦手という人もいますが、
全然平気でした。
むしろ真っ先に手を出して捕まえたのはしーちゃんでした。
最近イモリの観察にはまっているいっちゃんも、
手を出して「ちょうだい」と言います。
いつもは何でも平気なふーちゃんは、
イモリにはちょっと引き気味。。。
でも、他の2人が楽しんでいたので、
「触ってみるー。」といって手を出してみる。
でもちょっと引けてるんでなかなか捕まえることができず、
何度かイモリを地面に落としていました。
その度にしーちゃんが捕まえては渡そうとしていました。
しーちゃんはイモリで上機嫌です。
イモリ君とひとしきり遊んだら、
ふーちゃんが「お腹がすいた」と言い出しました。
帰ってお昼ご飯を食べようと行っています。
そしたら他の子たちも同じようにお腹がすいたと言い始め、
ちょっと早かったけど、
戻ってお昼ご飯を食べることにしました。
今歩いてきた道をまた戻って、
福田百貨店へ。
午前の部はこれにて終了。
お昼ご飯は福田百貨店で待っていたお母さんも含めて、
みんなで食べました。
この日は南海放送さんが、
福田百貨店の取材に絡めて、
みまき自然の学校の活動も取材をされました。
子どもたちが意外にはっきり受け応えしていてたくましかったです。
(放送日は6月7日(金)の18:15からの県内ニュースの時間だそうです。)
お昼ご飯を食べている間に雨も上がって、
お昼からはカッパを脱いで外に遊びに行きました。
朝あれだけ雨が降っていたのに、
1時間ほどでこれだけ道路が乾くくらいなので、
日差しも強くて気温も高かったのでしょう。
出発してすぐに「喉が渇いた~」といって、
お茶休憩を取っていました。
お昼からは源池公園に遊びに行きました。
歩いている途中で「イスに座る」を連呼していたふーちゃんは、
宣言通り早速イスに座っていました。
するとみんなも並んで座ることに。
この日は度々こうやって、
3人が仲良く並んで座っていました。
歩いて源池公園に向かう途中で、
梅の実を1個ずつ拾いました。
座っているうちに、
いつの間にかその梅を投げる遊びが始まりました。
「エイッ」っと梅を投げて、
拾いに行きます。
最初はしーちゃんが一人でやっていましたが、
そのうちふーちゃんたちも参戦。
しーちゃんが拾ってきた梅を、
ふーちゃんやいっちゃんが投げては、
しーちゃんはひたすら梅を拾う役目になっていました。
でも最年少のしーちゃんは、
まだ緑の草ムラの中から緑の梅を探すのが苦手で、
ふーちゃんやいっちゃんに、
「そこ!そこ!あー違う!そこ!違う!そこ!あー違う!」
って言われていました。
どうしても見つけれないときは結局ふーちゃんが拾いに行きます。
そのうちに何となくこの遊びも終了。
ふーちゃんは「そろそろ帰ろう」と言いはじめました。
でもまだ遊びたいしーちゃんは、
源池公園を探検し始めます。
単身で藪に向かって突き進んでいきます。
「そっちに行っても何もないよ。」といって迎えに行くふーちゃん。
どこに行くかというのは、
それぞれが主導権を交代しながら、
何となく誰かの意見が通って先に進んでいく感じです。
しーちゃんとふーちゃんが藪から戻ってくると、
いっちゃんが上機嫌で1人歌っていました。
マイクにしているのは椿の実です。
「はい、ちょっとさがってくださ~い。そこにたって、いっちゃんがうたうから、きいてくださ~い。」
と勝手に仕切ってリサイタル。
まあ他の2人が黙って聞くこともなく、
あえなくリサイタル終了。
なんか三人で引っ付いてもぞもぞしはじめ、
なんか楽しそうに笑ってました。
源池公園には桜が何本か植えてあり、
ヤマザクラの木にさくらんぼが成っていました。
それを一つずつ取って渡してあげると、
ふーちゃんはさほど興味を示さずポイッでしたが、
しーちゃんはサクランボに興味津々。
僕が「食べれるかな?」といってかじってみると、
真似してかじってみていました。
感想は、
「あま~。・・・。・・・。・・・。・・・スッパイ。。。」
ということで、
甘いと思って食べてみたら酸っぱかったようです。
何個かかじって試していましたが、
どれも酸っぱくて食べるのを断念していました。
(実際酸っぱかったです。)
「潰すと赤い色が出るよ」と教えてあげると、
いっちゃんとしーちゃんは楽しそうにブチュブチュ潰して、
手を真っ赤にしていました。
2人がサクランボで夢中になっている頃、
ふーちゃんは一人でミミズに夢中になっているようでした。
行ってみると、
そこそこ大きなミミズがいました。
(いっちゃんとふーちゃんの真ん中にミミズがいます。)
で、三人でミミズを眺めているなと思って、
ちょっとよそ見してからミミズの方を見ると、
いっちゃんとふーちゃんの手により石が積まれていました。
・・・ミミズくん大丈夫?
「ミミズがかわいそうだよ。」
といってあげると、
石をのけてあげていました。
去り際に、
「ミミズさんばいば~い。」
と無邪気に言っていましたが、
ミミズくんの心中は穏やかではないでしょう。
さてそろそろ帰ろうかということになり、
福田百貨店に向かって歩き始めます。
途中で水たまりを見つけました。
水たまりでジャパジャパ遊べるのが、
雨の日の遊びの特権です。
帰りもいろいろ立ち止まりながら帰りました。
田んぼにオタマジャクシがいるのを見ていたら、
そのうち柵に登って遊ぶのが楽しくなったようで、
いっこうに柵から下りて来ません。
結局10分くらいは柵で遊んでいました。
ほんと、子供の遊びなんてなんでもいいんですよね。
ようやく歩き始めたと思ったら、
急にいっちゃんがクルッと振り返り、
しーちゃんに何やら話しかけています。
で、何かわからないけど、
突然の熱い抱擁。
するとふーちゃんも走って駆け寄ってきて、
もれなく熱い抱擁。
3人の間にいったい何があったのかは分かりませんが、
友情が発生した模様です。
そして3人仲良く手をつないで歩き始めます。
しばらく歩くと、
田んぼの水路にイモリの大量発生を発見!
子どもは興味さえわけば、
どんなところでもお構いなしに時間をつぶせるものですね。
止まっては歩きの繰り返しです。
そのうちふーちゃは早く帰りたくなったようで、
どんどん先に進んでいきます。
そんなに慣れた道でもないのに、
怖がらずに1人でドンドン進んでいくふーちゃんも大したものです。
そんなふーちゃんのことを気にせず、
他の2人はのんびりやっています。
「川だねー。」
「水が流れてるねー。」
そんなこんなで寄り道をしながら、
ようやく福田百貨店に到着。
お母さん達に「ただいまー」と言って、
この日の活動は終了でした。
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